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Boxが年次カンファレンスBowWorksでパートナーとの連携を強調

2020年1月6日(月)
松下 康之 - Yasuyuki Matsushita
クラウドストレージのBoxが年次カンファレンスBoxWorksを開催。IBM、Adobeなどとの連携機能を軸にエンタープライズ向けのソリューションを訴求した。

顧客との対談がメインの2日目

カンファレンスの2日目は、テクニカルな話題は一切なく、ITを使って社会問題を解決するための支援を行う団体NetHope、ライドシェアのUber、動物の臨床検査などのための製品を開発するIDEXX、小規模事業者向けの会計ソフトウェア及びサービスのIntuitなどのゲストを招き、BoxのChief Customer OfficerであるJon Herstein氏と対談するという演出となった。

その中で大型犬を伴ってステージに上がったIDEXXのCIOであるKen Grady氏のセッションは、会場からため息と笑いが絶えない時間となった。アメリカ人の犬好きが、ここでは良い方に現れた瞬間となった。

IDEXXのCIOとHerstein氏。でも大人気だったのは犬のほう

IDEXXのCIOとHerstein氏。でも大人気だったのは犬のほう

また最後にはMGM、NBA、国務省のCIOやCTOがゲストとして登壇し、パネルディスカッションを行う演出となった。その中で国務省のCIOであるKaren Wrege氏は「私の仕事はオフィスにあるクソッタレな紙の書類をなくすことよ(Get rid of fucking papers)」とくだけた調子で自己紹介を行い、会場からは大喝采を浴びるという一面もあった。

3名のCIO/CTOたち

3名のCIO/CTOたち

内容はITやソフトウェアそのものというよりも、仕事の改革の方法などについて意見を交わすもので、いわゆるテクニカルなソフトウェアカンファレンスとはだいぶ趣の異なるものとなった。そもそもカンファレンスの参加者が、プログラムをガンガン書くエンジニアというよりも、管理部門や社内のセキュリティなどを担っているアプリケーションのユーザー層に近い人達がターゲットであろうことを考えると、テクニカルに偏らない内容に設定したことは成功だろう。

展示ブースのようす

最後に、カンファレンスではおなじみの展示ブースを紹介したい。

Box自身の展示ブースは1箇所にまとめるのではなく、その訴求内容によってそれぞれのコーナーを持つ形で設営されていた。

Boxのブース。これ以外に数箇所展示されていた

Boxのブース。これ以外に数箇所展示されていた

展示会場の中央にはミニシアター形式のプレゼンテーションを行える場所が用意されており、参加しているパートナーが時間割でここでデモやプレゼンテーションを行っていた。この写真を撮った時は、AT&Tのスタッフがセキュリティに関するソリューションを解説していた。

ミニシアターでのプレゼンテーション

ミニシアターでのプレゼンテーション

IBMはWatsonとの連携を発表したばかりということもあり、大きめのブース

IBMはWatsonとの連携を発表したばかりということもあり、大きめのブース

Slackは最小のブースだが、多くの参加者が立ち寄っていた

Slackは最小のブースだが、多くの参加者が立ち寄っていた

AdobeもDocument Cloudを最小のブースで

AdobeもDocument Cloudを最小のブースで

テレビ会議で急成長しているZoomのブース

テレビ会議で急成長しているZoomのブース

Moscone Westというやや小ぶりな会場の1階を使って設定された展示会場だが、面積に対して出展社が少なかったためか、非常に空間的に余裕のある展示となり、見ながら歩き回るには快適だった。

今回のBoxWorksは、Box以外のSaaSアプリケーションとの連携を強みとして、エンタープライズにユーザーを拡大したいという意図がよく見えるものとなった。AdobeとのPDFを軸にした連携についても、2019年を目標に製品として展開するという発表があった。IBM、Adobeといった大手との連携が、具体的にどのくらい日本でも浸透していくのか、注目したい。

著者
松下 康之 - Yasuyuki Matsushita
フリーランスライター&マーケティングスペシャリスト。DEC、マイクロソフト、アドビ、レノボなどでのマーケティング、ビジネス誌の編集委員などを経てICT関連のトピックを追うライターに。オープンソースとセキュリティが最近の興味の中心。

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