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| インデックスの作成時間 | ||||||||||||||||||||
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続いてインデックスの作成時間を比較します。「給与」列に対してインデックスを作成する時間をOracle、PostgreSQLのそれぞれで測定します。 |
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![]() 図2:給与列へのインデックス作成時間 |
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給与列は数値型(integer)の列で、先ほどのテストで集計に使用した列です。こちらも集計処理の全件検索と同様の結果となりました。 インデックスの作成では該当データを検索した上で、データをソートしてインデックスを構築していきます。当然検索時の処理速度に影響されることとなり、検索部分のコスト差が大きいために、その差が現れています。 |
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| インデックスありの全件検索での集計 | ||||||||||||||||||||
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次に、給与列にインデックスを作成した状態で、先程のテストと同じ全件検索での集計を行い、時間を計測してみます。 |
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![]() 図3:インデックスありの場合の集計検索時間 |
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結果は、インデックスなしの場合とほとんど変わりありませんでした。このテスト環境のハードウェア構成ではディスクI/Oコストが小さかったため、インデックスのI/Oコストと全件検索時のコストに差があまりなかった事が原因です。データ件数が増えた場合だと、もう少し差が出てくるはずです。 PostgreSQLでは多少の改善が見られるものと期待した部分もあったのですが、残念ながらほとんど同じ結果となりました。 |
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| まとめ | ||||||||||||||||||||
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単純な検索での処理速度を比較した結果からは、検索処理そのものや集計での処理速度はOracleの方が高速であると言えます。少なくともPostgreSQLでは基本的な部分で検索処理のオーバヘッド(ディスクI/O以外の部分)が大きいと考えられます。 データの登録速度と並べてみると、登録処理の速いPostgreSQLと検索が速いOracle…という結果は、そのデータの格納方法とその利用における違いを顕著に現す、対照的な結果であると見ることができます。 |
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