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| MySQLとPHPのインストール | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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MySQL 5.0は、MySQLのWebサイトに事前構築済みのバイナリRPMが提供されているため、これをインストールしました。これらのRPMは、デルとMySQLが最適化したもので、業務環境にお勧めできるパッケージです。PHPは、PHPのWebサイトから入手したソース・コードをコンパイルしました。Webアプリケーション・レイヤの提供にはApache Webサーバを使用しました。 Apache Webサーバは、RHEL3 U4製品にデフォルトで添付されます。インストールの詳細は、後ほど解説する「LAMPスタックの構成」の項をご参照ください。表4には、今回のテストで使用したソフトウェアのバージョンをまとめています。
表4:Apache、MySQL、PHPの詳細
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| データベースのセットアップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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MySQLのデータファイルは、RAID 0(冗長性のないストライピング)で構成したシステムLUNに保存しました。インデックス・ファイルとテーブル・ファイルは、ローカル・ディスクに格納しています。 このローカル・ディスクはミラーリング(RAID 1)を構成しているので、両ファイルとも、フォルトトレランス付きのボリュームで保護されることになります。システム設計者の方が業務環境にLAMPを導入するときは、RAID 5か10で構成したLUNを使ってSANに接続し、定期的にバックアップするようお勧めします(注4)。
注4:
データベースI/Oが集中的に発生する環境では、RAID 10で構成したLUNを使うようお勧めします。
ログ・ファイルへの書き込みは、通常、順次処理(シーケンシャル)となります。よって、ログ・ファイルは、ローカル・ディスクのみに格納しています。 データベースのサイジングテストでは、このローカル・ディスクでも十分、トランザクション・ログのI/O処理に対応できました。DVDストア・アプリケーションは、MyISAMテーブルとInnoDBテーブルの両方を使います。データベースのパラメータ類は、後ほど解説する「LAMPスタックの構成」の項に記載した変更を加えました。 OLTP環境のMySQLデータベースで性能評価テストをするため、「Online DVD Store」ユーティリティに添付された作成スクリプトを使って、中規模のデータベース(サイズ=1GB)を作成しました。次に、これらのデータファイルをデータベースにロードしました。 OLTP(オンライン・トランザクション処理)ワークロードのシミュレーションには、Online DVD Storeユーティリティに含まれるMicrosoft Windowsベースの駆動アプリケーションを利用しました。 このマルチスレッド対応の駆動プログラムは、Windows Server 2003 EnterpriseEditionを稼動するDell PowerEdge 750クライアント・マシン上で実行しています。実際の運用状況を再現するため、シンクタイム(ユーザが次に入力するまでの待ち時間)を2秒に、また、「初めてご利用いただくお客様」の割合を20%に設定しました。 ESX ServerソフトウェアとLAMP VMの性能およびスケーラビリティを評価するのに使った基準は、「1分あたりの受注処理件数(OPM)」です。OPMは、1分当たりのトランザクション数(TPM)と見なすこともできます。ワークロードを増やすときは、スレッド数を10、20、30と徐々に増やしていきました。 |
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