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| DB職人とビジネスパーソンの間で揺れるエンジニアの気持ち | ||||||||||||||||||||
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データベース技術者にとって、もっとも難しく高度なスキルが要求される作業といえば、パフォーマンスチューニングだろう。 データベースのパフォーマンスは、ハードウェア構成やデータベース構成といった静的な環境だけでなく、クエリやインデックスチューニングといった動的な要素によっても大きく左右される。いってみれば常に動き回っているネズミの群れを、もっとも短距離で目的地に移動させるにはどう並ばせたらよいかといったような、不確定なパラメータに満ちた作業は、エンジニアにとっては腕の見せどころでもある。 それだけに、職人肌のエンジニアにはしばしば「僕、チューニングが好きなんです」という人がいるが、多くの職業エンジニアにとって、パフォーマンスチューニングは好きとか嫌いとかを超えた、重大事であるのは間違いないだろう。 何しろ現実のビジネスの中では、会社のシステムが遅いと文句をいわれ、怒られるのは自分なのである。職人肌のエンジニアの一方で、「いつでもカンタンに苦労なくパフォーマンスがだせる方法ってないのかなぁ…」と悩んでいるエンジニアも大勢いるのは何の不思議もないことである。もっともな話だ。近道があるのならば、あえて趣味でもない徹夜の苦労をする必要はない。 とはいえ、職人肌のエンジニアを単に好きでやってるマニアなどと侮辱する気はさらさらない。過去のセルフチューニング機能などがまだ存在しなかった時代にも、大規模ミッションクリティカルシステムがちゃんと動いていた背景には、間違いなくこうした技術者の「限界を追い求める」熱意があったのは間違いのないからである。 むしろ現場のエンジニアたちは、技術者としての純粋な興味や関心と、職業人としての時間配分やコストのバランスシートの上で、「どちらを選びたいか」と「どちらを選ぶべきか」に揺れ続けてきたというのが実状だろう。 ![]() 図1:技術者の悩みどころ |
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