|
||||||||||
| 前のページ 1 2 3 | ||||||||||
| バージョン5.0では機能が豊富 | ||||||||||
|
バージョン5.0よりも前のMySQLには、ストアードプロシージャやトリガーといった、他のDBには標準的に実装されている機能がなかった。そのため、採用を見送ったユーザも多いだろう。ただし、商用・OSSを問わず、標準で実装されているストアードプロシージャだが、筆者はなるべく使わないようにしている。使うのは、ストアドプロシージャによって、開発工数が劇的に削減できる場合と処理性能が劇的に向上する場合だけだ。 また、システムの規模に関係なく、DBをチューニングすることで処理速度がまったく異なる。重要なことは、DBのチューニングやテーブルの定義、SQLコマンドの記述を適切に実施することだ。これは、商用のDBであっても同じことがいえる。どんなに優れたDBやハードウェアを使っても、間違ったSQLコマンドを使っては何にもならない。 |
||||||||||
| バックアップの手順書を運用マニュアルとともに用意 | ||||||||||
|
次に、DBのデータのバックアップと、リカバリーについて触れておきたい。 システム開発が終了に近づき、運用に入る前には、DBはコールドバックアップ(オフラインバックアップ)を行う。そして、システムの運用が始まってからは、ホットバックアップ(オンラインバックアップ)を使う。 バックアップの運用計画は、システムの運用形態に依存するので、OSSに限った話ではない。重要なのは、手順書を作成して運用マニュアルとともに保管しておくことだ。そうすれば、障害が発生しても、所定の時間内にDBを復旧でき、またDBを定められた時点の状態に戻すことが容易になる。 加えてリカバリー作業は、事前に経験しておいた方がよいだろう。バックアップは、ほとんどのユーザが運用開始前にテストするが、リカバリーについては、おろそかにされることが少なくないからだ。また、バックアップしたファイルの保存は、DBサーバ以外にすべきだ。DBサーバのディスクが壊れてしまったら、DBだけでなくバックアップファイルまで失うことになるからだ。 |
||||||||||
| 次回は | ||||||||||
|
既に、OSSのデータベースは業務システムにも十分対応できるものであることがわかっただろうか。次回は、トラブル時の対応の仕方を説明するとともに、商用RDBMSの無償版からOSSのRDBMSの動向をみる。 |
||||||||||
|
前のページ 1 2 3 |
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||

