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Ruby on Rails入門
Ruby on Rails入門

第5回:Ajaxアプリケーションの作成
著者:アスタリクス  大西 正太   2006/6/21
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Ajaxの実装

   それでは前回までに作成したサンプルの検索フォームにオートコンプリート機能を付加してみましょう。
ビューの記述

   まず検索フォームの記述がある「list.rhtml」を編集します。ファイルの冒頭でJavaScriptのライブラリを読み込みます。

<%= javascript_include_tag "prototype" %>
<%= javascript_include_tag "effects" %>
<%= javascript_include_tag "controls" %>

   続いてテキストフィールド部分の記述を変更します(「text_field」タグを「text_field_with_auto_complete」に書き換え)。なお「:contact」は対応するモデル名、「:name」はその属性名です。

変更前
<%= text_field :contact, :name, :value => @keyword %>

変更後
<%= text_field_with_auto_complete :contact, :name, :value => @keyword %>


コントローラの記述

   ContactsControllerにオートコンプリート機能を付加するために、クラス宣言直下にauto_complete_for宣言を記述します。

class ContactsController < ApplicationController
   auto_complete_for :contact, :name

(省略)

end


動作の確認

   以上でオートコンプリート機能の付加は完了です。検索ページを表示して、登録されているコンタクト名の頭文字を入力してみてください。すると図1のように表示されます。

オートコンプリートの表示
図1:オートコンプリートの表示
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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株式会社アスタリクス  大西 正太氏
著者プロフィール
株式会社アスタリクス  大西 正太
JavaEEフレームワークの設計構築や開発プロセス策定などの業務を経て、現在は新規ビジネス創生に携わる。Ruby on Rails上に構築したオープンソースのCMS「Rubricks」(http://rubricks.org/)のコミッタ。


INDEX
第5回:Ajaxアプリケーションの作成
  はじめに
Ajaxの実装
  内部の動作
  Ajaxのテスト