第3回:Oracle Clusterwareのインストール (3/3)

最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC

第3回:Oracle Clusterwareのインストール
著者:日立システムアンドサービス  熊川 哲也   2006/7/24
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前提条件の確認

   ここまで設定が進むと、前提条件の確認が自動的に行われます。問題がなければ「次へ」をクリックして次の画面に進みます(注2)。
※注2: 前提条件の確認に問題がある場合はOUIをいったん終了させ、その問題を解決してから再度、OUIを起動してインストールを行ってください。

   そして、クラスタ名とクラスタを構成するノード情報を設定しますので、ノード情報を追加する場合は「追加」をクリックします。

クラスタ構成の指定
図5:クラスタ構成の指定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ノード情報の設定が終了したら、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。ネットワークインターフェースの使用方法を選択します。「次へ」をクリックして次の画面に進みます(注3)。

ネットワークインターフェースの使用方法の選択
図6:ネットワークインターフェースの使用方法の選択
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

※注3: ここではサーバに搭載されているネットワークインターフェースがすべて表示されます。Oracle RACで使用しないネットワークインターフェースが表示されている場合は「編集」をクリックし、インターフェースタイプを「使用しない」に設定してください。


構成に関する設定

   引き続きOCR構成に関する情報を設定します。OCR領域は100MB以上空きが必要です。「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

OCR構成に関する情報の設定
図7:OCR構成に関する情報の設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   最後に投票ディスク構成に関する情報を設定します。投票ディスク領域は20MB以上空きが必要です。「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

OCR構成に関する情報の設定
図8:投票ディスク構成に関する情報の設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ここまで設定すればサマリーが表示されるので内容を確認します。内容を確認後「インストール」をクリックして次の画面に進みむとインストールが開始されます。そうすることによって、今回紹介したインストールでは、各サーバ(srv01、srv02)へのインストールが行われます。

   次回はOCWのインストール後の設定について解説します。

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日立システムアンドサービス 熊川 哲也氏
著者プロフィール
日立システムアンドサービス  オープンソリューション本部
カスタマサポートセンタ   熊川 哲也

Oracle Ver 6 の頃からOracle製品に携わり、Oracle製品のサポートおよびビジネスパートナーへの技術支援などの業務に従事している。プロフェッショナルとして、お客様やビジネスパートナーの期待に応えるサービスを提供できるよう常日頃から心がけている。


INDEX
第1回:Linux上で利用するOracle RACのメリット
  Oracle Clusterwareインストール
  共有ディスクの確認
前提条件の確認
最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
第1回 Linux上で利用するOracle RACのメリット
第2回 押さえておくべき基本設定
第3回 Oracle Clusterwareのインストール
第4回 Oracle Clusterwareインストール後の設定と確認
第5回 Oracleソフトウェアのインストールと設定
第6回 サーバダウン時のOracle RACの可用性
第7回 Oracle RACのパフォーマンスチューニング
第8回 Oracle RACコンポーネントの管理
第9回 Oracle RACのノード追加手順
第10回 Oracle RACの拡張機能と更なる進化

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