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| ブレードサーバ・ソリューション | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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Dell PowerEdge 1855ブレードサーバ(図1)は、業界標準のインテルXeonプロセッサを搭載した高密度ラック・サーバ・ソリューションです。 ![]() 図1:デル・ブレード・サーバ・エンクロージャ PowerEdge 1855ブレードサーバは、デル・モジュラーサーバ・エンクロージャ内に挿入して使います。このシャーシの大きさは7U(約31cm=12.25インチ)です。標準のサーバ・ラックに設置でき、最大10台のブレードが収納可能です。ブレードへの電源、ファン、ネットワーク接続などはシャーシ側から提供され、オプションで、ファイバチャネルやInfiniBandへの接続もサポートします。 このような仕組みのおかげで、ケーブル配線数が劇的に減りますし、新しいブレードを既存のシャーシに導入するのも容易です。 1台のPowerEdge 1855ブレードサーバにつき、最大2基のインテルXeonプロセッサと最大12GBのDDR-2メモリをサポートします。現在、PowerEdge 1855では、2.8GHz〜3.8GHzのシングルコア・プロセッサをサポート。また、システム全体の消費電力と発熱量を大幅に削減する、低電圧版シングルコア・プロセッサ(3GHz)もご利用いただけます。 さらに、2.8GHzのデュアルコア・プロセッサというオプションもご用意されています。デュアルコアを選べば、1台のブレードで最大4基のプロセッサコアが稼動できます。PowerEdge 1855には、2個のGigabitEthernetポートが標準搭載されていますが、オプションのドーターカードを使えば、Gigabit Ethernetポートがあと2つ増やせます。 ファイバチャネル対応や、InfiniBand対応のドーターカードを選ぶこともでき、いずれも2個のポートをサポート。シャーシでドーターカードの接続をサポートするには、対応するパススルー・モジュール(Ethernet、ファイバチャネル、またはInfiniBand用)をインストールするか、もしくは、Ethernetまたはファイバチャネル用のスイッチ・モジュールをインストールしてください。 今回のテストでは、シャーシに2台のDell PowerEdge 1855ブレードサーバを設置し、それぞれにVMware ESX Server 2.5.1をインストールしました。Dell PowerEdge 1855には、2基のインテルXeonプロセッサ3.2GHz(2MBの2次キャッシュを提供)、8GBのDDR-2メモリ、73GBの内蔵SCSI U320ディスク(10,000回転)を2台搭載しました。表1に、ブレード1台あたりの構成内容をまとめます。
表1:テストに使用したDell PowerEdge 1855ブレードの構成
稼動したままのVMを移動する「ライブVMotionイベント」を実行するには、共有ストレージが必要です。そこで、Dell|EMC CX700ストレージ・コントローラに冗長サービス・プロセッサ(SPAとSPB)を構成し、これを冗長ファイバチャネル・スイッチに接続して、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)を構築します。このSANに2台のPowerEdge 1855サーバブレードを接続しました。 各ブレードには、Dell QLogic 2342ドーターカードをインストールしています。ファイバ接続を外付けのファイバチャネル・スイッチから提供するため、シャーシにはファイバチャネル対応のパススルー・モジュールを設置しました。 CX700では、5台(4+1)のディスクで構成したRAID 5を2セット作り、LUNに割り当てました。この2つのLUNは、VMが使用します。合計20台のVMは、1つのLUNに10台ずつ割り振りました。両方のLUNと2台のブレードを同じストレージグループに割り当てることで、両ブレードからストレージが共有できるようにしています。表2に、両方のサーバが共有したストレージ構成をまとめます。
表2:Dell|EMCストレージのテスト構成
 図2に、ネットワーク全体の構成図を示します。これには、ブレードのシャーシ、ファイバチャネルSAN、中央のサーバで実行されるVirtual Center、管理コンソールなどが含まれます。; |
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