SugarCRMは、同名の米国SugarCRM社が2004年にリリースしたコマーシャル・オープンソースCRMである。コミュニティ向けにリリースされる無償の「Sugar Open Source」と、有償の「Sugar Professional」「Sugar Enterprise」の3つのエディションがあり、それぞれの機能の違いは図1の通りである。
図1:SugarCRMの機能一覧 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
Sugar Open Sourceエディションはコミュニティに公開されており、 (http://www.sugarforge.org/)で本体と日本語化パックが自由にダウンロードできる。当エディションはすでに130万件もダウンロードされ(2006年3月現在)、コミュニティの参加人数も17,000名に達し、オープンソースの業務アプリケーションの中では世界で抜群の実績を誇る。日本語版は日本代理店であるケアブレインズがリリースしており、今まで8,000件のダウンロード実績がある。有償版SugarCRMも大手企業を中心に500社以上の導入実績を持ち、その数は急伸しているといえよう。