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オープンソースで構築する業務システム特集
第1回:オープンソースCRM『SugarCRM』
著者:
ケアブレインズ 内田 隆平
2006/05/17
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部門ごとに見るSugarCRMの主な機能
SugarCRMは商用CRMに勝るとも劣らない多彩な機能を搭載しているため、すべてを詳細に説明することはできないが、有償版SugarCRMの機能の中で企業の各部門担当者から見たポイントをあげていく。
マーケティング部門
マーケティング部門向けには電子メールマーケティング機能が便利である。例えばレポート機能を使って、「過去1年以内に製品を買ってくれた顧客」を瞬時に絞り込み、一括で製品案内メールを送信することができる。
その際に顧客の会社名と担当者名をメールに差し込むことはもちろん、エラーで戻ってきたメールアドレスを自動的に振り分ける機能もあり、これまで高価な自動配信サービスを利用しないとできなかったことが可能になるのだ。
図2:メールマーケティング機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
営業部門
営業部門にとっては、商談の進捗を管理して商談に関連付けてスケジュールやタスクを組めることがポイントとなる。多くの企業ではグループウェアとCRMが別々だったり、営業ミーティングの度に実績値を集計したりしていて非常に効率が悪く、営業担当者にとって負担であった。
図3:商談パイプライン
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
しかしSugarCRMを使うことにより資料を作り直す手間が省けるので、営業担当者は最も重要なタスクにのみ集中することができる。さらにワイヤレスモジュールを搭載しているので、外出先で携帯電話やPDA端末からスケジュールやタスクを確認することが可能だ。
図4:携帯電話での利用イメージ
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著者プロフィール
株式会社ケアブレインズ 内田 隆平
株式会社ケアブレインズ取締役CTO。
東京大学農学部卒業、早稲田大学ビジネススクール技術経営学修士(MBA in Technology Management)。米国SugarCRMコア開発メンバー、SugarCRM日本語化リーダーを兼務。17,000名のSugarCRMコミュニティではトップ10コントリビューターとして表彰される。
INDEX
第1回:オープンソースCRM『SugarCRM』
コマーシャル・オープンソースCRMとは
部門ごとに見るSugarCRMの主な機能
カスタマーサポート部門