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企業成長の基盤 - Oracle E-Business Suite & JD Edwards EnterpriseOne

2006年6月27日(火)
矢野 酉太郎

Oracle E-Business Suite製品の概要

Oracle E-Business Suiteは、国内で570社を超える導入実績がある会計、人事/給与管理、プロジェクト管理、SCM、PLM(Products Lifecycle Management)、CRMなどの製品を統合データベース上に構築したビジネスアプリケーションです。

Oracle E-Business Suiteを導入することで、会計、人事、購買、販売、在庫、生産、物流、営業などの業務プロセスとデータの標準化と統合をし、ビジネススピードの向上や業務プロセスの可視化を実現します。

本製品は中堅から大手企業の規模を前提としており、システム的なスケーラビティを確保するため、当社製品のテクノロジー基盤のすべてを利用することで実現しています。まさに当社のテクノロジーの進化の恩恵をいち早く取り込むことが可能な唯一のアプリケーションです。

シングルデータモデル
  • 変化対応力を持つアプリケーション(経営環境に変化に伴い、業務プロセスは変更されるが、管理すべきデータ項目は変化しない)。
  • 業務プロセスの変更にともなうアプリケーション変更の極小化。
  • コンポーネント単位での段階的なアプリケーション導入の実現。
     
オープンアーキテクチャ
  • Oracle Fusion Middlewareの標準技術(BPELなど)を利用したシステム統合の実現。
  • 既存のIT資産を活かしつつ、「ヒト、モノ、カネ」の企業マスタと関連するトランザクションデータをベースに各業務プロセスの統合を実現。
  • 他のシステムとの連携の容易性(プログラムによる統合ではなく、データそのものの統合)。
     
リアルタイム(Daily Business Intelligence)
  • トランザクションシステムとインテリジェンス機能の一体化によるリアルタイム性の確保
  • シングルデータモデルによる一貫性の精緻なデータの確保
  • ロール別の事前定義KPI(指標)やレポートをオール・イン・ワンで提供

表2:Oracle E-Business Suite製品の特長

近年「次の成長への一歩」として、Oracle E-Business Suiteを導入した中堅企業のお客様が増えてきました。複雑なビジネスモデルや多くのビジネストランザクションを持つお客様、また既存システムとの統合や段階的導入を検討しているお客様の「次のビジネス基盤」として、Oracle E-Business Suiteはお役に立てると考えています。

日本オラクル株式会社

ソリューションプランニング部 シニアマネージャー。
東洋情報システム(現TIS)、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)を経て、2001年より現職。人事管理、CRMを中心としたコンサル ティング経験を活かし、「Oracle NeO」「Oracle EO」ビジネスの立ち上げをはじめとした日本オラクルのアプリケーションビジネスにおけるソリューション・マーケティング戦略および企画を担当。

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