オープンソースESB「Celtix」を解き明かす 2

CeltixでHellowWorld

はじめに   付属しているドキュメントでそのソフトウェア製品を理解するのはなかなか難しいものです。また、ドキュメントは常に更新されるものですから、正しい内容を欲しいタイミングで得ることも難しいです。

江川 潔

2006年8月21日 20:00

はじめに

   付属しているドキュメントでそのソフトウェア製品を理解するのはなかなか難しいものです。また、ドキュメントは常に更新されるものですから、正しい内容を欲しいタイミングで得ることも難しいです。

   Celtixのドキュメントはそれなりにまとまってはいますが、機能の詳細を網羅するものではありません。そこで、Celtix 1.0では、できる限りサンプルをキットにバンドルして、利用者がサンプルからCeltixを理解できるようになっています。これは、商用製品の Artixも同様にサンプルを多くバンドルしています。



   なおCeltixのドキュメントは、インストールした「%CELTIX_HOME%\docs」配下にまとめられています。

   それでは表1はCeltix 1.0のサンプル・デモの概要です。サンプル・デモ・ファイルは「%CELTIX_HOME%\samples」の配下にフォルダごとにまとめられてお り、各サンプルファイルはサービス利用者とサービス提供者をクライアント/サーバとして、動作させることができます。

Celtixサンプル・デモ一覧
表1:Celtixサンプル・デモ一覧
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

    サンプル・デモはその動作の結果とソースコードを見比べることで、Celtixの動作を理解するものです。内容を理解するためには、JAX-WS2.0の 仕様を若干ながらチェックしないといけない場合もあります。また、Celtixのソースコードを見たい場合はソースコードのディストリビューションをダウ ンロードしてください。

   なお、表1の各サンプル・デモの中のRead Meを日本語に訳して公開しようと思っています。サンプルの動作を確認しながらやっていますので、この連載の最後の回に公開できたらと思っています。

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