Webアプリケーション開発の友 Crescent Eve 1

開発時の用途

開発時の用途

   Crescent Eveは開発時に以下のような場面で使用すると便利です(表3)。


  • JSPやASPに埋め込まれたHTML部分の文法チェック
  • スクリプト言語などで動的に生成されたHTMLの文法チェック
  • HTMLやCSSの軽微な修正
表3:Cresent Eveの活用場面


   それでは、それぞれの場面で活用できるCresent Eveの機能を詳しく紹介します。

文法チェック機能

   チェックの基準となる文法は自動的に判別されますが、ユーザが手動で変更することも可能です。対応するHTMLの文法は下記の通りです。

  • HTML 4.01(Strict/Transitional/Frameset)
  • XHTML 1.0(Strict/Transitional/Frameset)
  • XHTML 1.1
表3:対応するHTML文法

   文法チェック機能では、エラー情報をダブルクリックすると該当行へジャンプし、すぐに問題の箇所を修正することができます(図3)。

エラー情報の表示と修正の補助機能
図3:エラー情報の表示と修正の補助機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   またCrescent Eveの文字コード判別機能は強力で、そのエンジンのみを抽出した「KanjiTranslater 1.1」というアプリケーションも公開されています。

 

コンテンツアシスト機能

   入力中に「Ctrl+Enter」を押すことで、適切な閉じタグを自動入力できます。また「Shift+Enter」により改行タグが入力できる機能もあります。

   さらにタグなどの入力中に、自動で入力候補を表示します(図4)。

入力候補の表示機能
図4:入力候補の表示機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   表示するキーワードには、下記のようなものが用意されています(表4)。

  • HTMLの要素名、属性名、属性値
  • CSS Property Name
  • #rrggbb形式のカラーコード
  • その他、通常テキストの入力支援
表4:入力候補として用意されているもの


 

プレビュー機能


   F8キーを押すと、HTMLプレビューを表示できます。プレビューを隠すにはESCキーを押します。

   また、F9〜F12で内蔵ビューワおよび各種Webブラウザと連携したHTMLプレビューを行うことができます(図5)。これらのプレビューは編集中のファイルの内容に沿って表示が行われるため、そのつど保存する必要はありません。
 

HTMLプレビュー機能
図5:HTMLプレビュー機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   なおCrescent Eveと外部のWebブラウザを連携する場合、あらかじめ登録作業が必要なケースがあります。もし使用できない場合には、メニューの「ツール → ブラウザ」で「プレビュー → Webブラウザの登録」を選択し、登録を行ってください。

 

透明化

   Eclipseなど統合開発環境の補助的なツールとして使用する際に便利な「透明化」の機能も搭載しています(図6)。

透明化したウィンドウ
図6:透明化したウィンドウ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   半透明化にすることで他のツールと同時に利用してもみやすくなり、便利です。

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