バージョン管理システム「Git 2.55.0」リリース ─ Linuxで組み込みfsmonitorに対応

増分MIDXによる再パック、設定ベースフックの並列実行など

7月1日 23:56

 分散バージョン管理システムGitの最新版、「Git 2.55.0」が6月29日(現地時間)、リリースされた。

 Gitはソースコード管理のデファクトスタンダードとして広く利用されているオープンソースのバージョン管理システム。ローカル環境にリポジトリの履歴を保持し、ブランチの作成、変更の統合、複数の開発者による共同作業などに利用されている。

「Git 2.55」では、Linux向けの組み込みファイルシステムモニタ、増分multi-pack indexを利用する再パック処理、設定ファイルで定義したフックの並列実行など、複数の機能と性能改善が追加されている。

 「Git 2.55」のハイライトは次の通り。
〇組み込みfsmonitorデーモンをLinuxで利用可能に
〇git repackで増分multi-pack indexの直接生成に対応
〇設定ファイルで定義した互換性のあるフックを並列実行可能に
〇実験的なgit historyコマンドにfixupサブコマンドを追加
〇実験的なgit format-revコマンドを追加
〇git pushで複数のリモートをまとめたremote groupを利用可能に
〇git log --graphで表示するレーン数を制限可能に
〇指定範囲から最も古いコミットを取得する--max-count-oldestを追加
〇リモートから送信される端末制御文字を標準で制限
〇git checkout -mで競合するローカル変更をstashへ保存
〇到達可能性ビットマップの生成性能を改善
〇部分クローン向けのpath-walkとオブジェクトフィルタを併用可能に
など。

 「Git 2.55.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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