Linuxのシステム・サービスマネージャ「systemd」の最新版、「systemd 261.2」が7月23日(現地時間)リリースされた。また、翌24日には旧系列を対象とした「systemd 259.8」もリリースされた。
「systemd」は、Linuxシステムでシステムの起動処理やサービス管理を行うシステム/サービスマネージャ。PID 1として動作するsystemd本体に加え、ログ管理を行うsystemd-journald、デバイスを管理するudev、名前解決を行うsystemd-resolved、ユーザセッションを管理するsystemd-logindなどのコンポーネントを含み、多くのLinuxディストリビューションで採用されている。
「systemd 261.2」は最新の261系列、「systemd 259.8」は259系列を対象としたアップデートリリース。「261.1」から「261.2」までの差分には276件、「259.7」から「259.8」までには205件のコミットが含まれる。
両系列に共通する変更点は以下の通り。
〇systemdの再実行処理でファイルディスクリプタ集合が二重解放される問題を修正
〇systemd-logindで取得済みデバイスを再取得した際、使用中のSessionDeviceが解放される問題を修正
〇sd-deviceのモニタプロパティ境界チェックで32ビット整数がオーバーフローする問題を修正
〇udevの「$links」置換で残りのバッファサイズが正しく更新されない問題を修正
〇systemd-bootで不正なGPTヘッダ、PEセクション、EFIデバイスパスを拒否する検証を追加
〇systemd-resolvedでリンク単位の「DNSOverTLS=yes」が証明書検証へ反映されない問題を修正
〇systemd-resolvedにおけるmDNSサービスの登録や検索処理を修正
〇systemd-journaldで送信元クライアントのコンテキストを正しく保持するよう修正
〇TPM2トークンの不一致や解析エラーを処理し、利用可能なトークンを継続して検索するよう改善
〇「WakeSystem=yes」を設定した一度だけ実行するタイマーが、サスペンド復帰後に再登録される問題を修正
〇systemd-dissectの「--copy-to」でコピー先ディレクトリのシンボリックリンクを追跡しないよう変更
〇systemd-homedでローカルIDファイルと特権ワーカによる変更の検証を強化
〇systemd-sysusersおよびsystemd-firstbootでシェル認証情報を検証
〇Unicodeエスケープ処理でUTF-16サロゲートを拒否
など。
「systemd 261.2」固有の変更点は以下の通り。
〇OCIインデックスからリダイレクトされたマニフェストのダイジェストを検証
〇明示的に指定したOCIレジストリで標準レジストリへフォールバックしないよう変更
〇OCIアーティファクトの同期指定を反映
〇systemd-bootの初回インストール時にブートエントリが正しく追加されない問題を修正
〇読み取り専用として指定されたブートエントリで乱数シードやブートカウンタを変更しないよう修正
〇systemd-repartの「--copy-from」における粒度と末尾パディングの処理を修正
〇DHCPリレーでホップ数を確認する際の境界値処理を修正
〇Portable Servicesのイメージパス、ユニットリンク、容量制限に関する処理を改善
など。
「systemd 261.2」および「systemd 259.8」は、GitHubから入手できる。
Release(261.2)
Release(259.8)
systemd.io
「systemd」は、Linuxシステムでシステムの起動処理やサービス管理を行うシステム/サービスマネージャ。PID 1として動作するsystemd本体に加え、ログ管理を行うsystemd-journald、デバイスを管理するudev、名前解決を行うsystemd-resolved、ユーザセッションを管理するsystemd-logindなどのコンポーネントを含み、多くのLinuxディストリビューションで採用されている。
「systemd 261.2」は最新の261系列、「systemd 259.8」は259系列を対象としたアップデートリリース。「261.1」から「261.2」までの差分には276件、「259.7」から「259.8」までには205件のコミットが含まれる。
両系列に共通する変更点は以下の通り。
〇systemdの再実行処理でファイルディスクリプタ集合が二重解放される問題を修正
〇systemd-logindで取得済みデバイスを再取得した際、使用中のSessionDeviceが解放される問題を修正
〇sd-deviceのモニタプロパティ境界チェックで32ビット整数がオーバーフローする問題を修正
〇udevの「$links」置換で残りのバッファサイズが正しく更新されない問題を修正
〇systemd-bootで不正なGPTヘッダ、PEセクション、EFIデバイスパスを拒否する検証を追加
〇systemd-resolvedでリンク単位の「DNSOverTLS=yes」が証明書検証へ反映されない問題を修正
〇systemd-resolvedにおけるmDNSサービスの登録や検索処理を修正
〇systemd-journaldで送信元クライアントのコンテキストを正しく保持するよう修正
〇TPM2トークンの不一致や解析エラーを処理し、利用可能なトークンを継続して検索するよう改善
〇「WakeSystem=yes」を設定した一度だけ実行するタイマーが、サスペンド復帰後に再登録される問題を修正
〇systemd-dissectの「--copy-to」でコピー先ディレクトリのシンボリックリンクを追跡しないよう変更
〇systemd-homedでローカルIDファイルと特権ワーカによる変更の検証を強化
〇systemd-sysusersおよびsystemd-firstbootでシェル認証情報を検証
〇Unicodeエスケープ処理でUTF-16サロゲートを拒否
など。
「systemd 261.2」固有の変更点は以下の通り。
〇OCIインデックスからリダイレクトされたマニフェストのダイジェストを検証
〇明示的に指定したOCIレジストリで標準レジストリへフォールバックしないよう変更
〇OCIアーティファクトの同期指定を反映
〇systemd-bootの初回インストール時にブートエントリが正しく追加されない問題を修正
〇読み取り専用として指定されたブートエントリで乱数シードやブートカウンタを変更しないよう修正
〇systemd-repartの「--copy-from」における粒度と末尾パディングの処理を修正
〇DHCPリレーでホップ数を確認する際の境界値処理を修正
〇Portable Servicesのイメージパス、ユニットリンク、容量制限に関する処理を改善
など。
「systemd 261.2」および「systemd 259.8」は、GitHubから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]Release(261.2)
Release(259.8)
systemd.io
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