レポートファイル作成
レポートファイル作成
レポートの実体となる「*.rptdesign」ファイルを作成しましょう。最初のレポートは、店舗テーブルから「店舗一覧」の作成です。
メニューバーから「ファイル → 新規 → レポート」を選択(「レポート」がない場合は「その他」から選択)し、ファイル名を入力して「次へ」ボタンを押します(例ではファイル名を「storeList.rptdesign」としています)。
次にレポートテンプレートの使用を聞かれますが、今回はテンプレートを使用せず、「空のテンプレート」を選択し「終了」ボタンを押します。
データソースの設定
レポートで使用するデータの取得先をデータソースとして設定します。
データソースにはデータベース、CSVファイル、XMLファイル、Javaオブジェクトが選べます。また1つのレポートに複数のデータソースを設定できますので、スキーマ別のデータなども出力可能です。
まず「ウィンドウ → ビューの表示 → その他」より「データエクスプローラ」を表示します。

図5:データエクスプローラ
表示されたデータエクスプローラの「データソース」上で右クリックして、「新規作成 → 新規データソース」ウィンドウからデータソースを選択します。本連載ではMySQLをデータベースとして使用しますので、「JDBC Data Source」を選択し、データソース名を入力後、「次へ」ボタンを押します(例では「MySqlDataSource」としています)。
次にデータベースの詳細設定を入力します。まずドライバクラスに前回ダウンロードしたMySQLドライバを登録します。「ドライバの管理」ボタンからJDBCドライバの管理ウィンドウを表示し、「追加」ボタンでjarファイルを指定し「OK」ボタンを押します。
するとMySQLのドライバクラスが選択可能になりますので「com.mysql.jdbc.Driver(v3.1)」を選び、データベースの URLに「jdbc:mysql://[ホスト名]:[ポート]/[DB名]」を入力します。続いてユーザ名とパスワードを設定して「接続テスト」を押 し、「接続完了」の確認をしてください。
データセットの作成
データセットはデータソースに対してのクエリを設定でき、その結果を保持します。それではデータセットを作成しましょう。
まず、データエクスプローラの「データセット」上で右クリックして「新規作成 → 新規データセット」ウィンドウを表示します。
表示された「新規データセット」ウィンドウで「データセット名」「データソース」「データセットの型」を設定し「終了」ボタンを押します。最初のデータセットは表2を設定します。
| データセット名 | storeListDataSet |
| データソース | MySqlDataSource |
| データセットの型 | SQL Select Query |
また、データセットの型に「SQL Stored Procedure Quey」を設定すれば、ストアドプロシージャをコールすることもできます。
次に「データセットの編集」ウィンドウが表示されますので、図7のようにSQLを書き込みます。
ここでは店舗テーブルから全店舗検索クエリを作成します。「プレビューの結果」で結果を確認してから「OK」ボタンを押して完了です。



