Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 5

Tomcatプラグインのインストール

Tomcatプラグインのインストール

インストール

Tomcat開発用のプラグインはいくつかの種類がありますが、ここではSysdeo Tomcatプラグイン(以下Tomcatプラグインと記述)を利用します。TomcatプラグインはSysdeoのWebサイト(http://www.sysdeo.com/eclipse/tomcatPlugin.html)からダウンロードします。

ここでは、執筆時点での最新バージョンである tomcatPluginV3.zip をダウンロードしました。ダウンロードしたファイルを展開した中のcom.sysdeo.eclipse.tomcat_3.0.0フォルダをEclipseのpluginsディレクトリにコピーします。Eclipseを起動するとインストール完了です。


Eclipseの設定

Tomcatプラグインの設定を行います。Eclipseの設定画面で、Tomcatを選択します。そして下記の表1の項目を設定します(図5)。

項目 説明
Tomcatバージョン バージョン5.x
Tomcatホーム Tomcatをインストールしたディレクトリ(例、C:\thinkit\jakarta-tomcat-5.5.4)
Context declaration mode Context files
表1:Tomcatプラグイン設定項目


Tomcatプラグインの設定画面
図5:Tomcatプラグインの設定画面


なお、Context declaration modeとは、Tomcatのコンテキスト情報(Webアプリケーションの設定)をどのファイルに記述するかのモードです。Tomcatでは、コンテキスト情報をファイルに記述することで、webappsディレクトリ以下にWebアプリケーションを置かずにデプロイが可能になっています。

Context declaration modeでServer.xmlを指定した場合は、表2のserver.xml内に定義が追加され、Context filesを指定した場合は、表1のlocalhost以下のファイルにアプリケーションごとのファイルが追加されます。この連載で利用する Tomcat5以降は、Context filesを指定することが推奨されています。Tomcat4以前を利用する場合は、Server.xmlを指定してください。
 

 

jakarta-tomcat-5.x.x/
bin/
conf/
server.xml(context declaration modeがserver.xmlの場合)
Catalina/
localhost/
manager.xml
myweb.xml(context declaration modeがcontext filesの場合)

 

表2:コンテキスト情報が記述されるファイルの位置

 

 

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