Eclipseで実現するリッチクライアントの世界 2

サンプル・アプリケーションの作成

サンプル・アプリケーションの作成

今回はサンプルとして、図1のようなツリーのお気に入りメニューと、選択された内容に応じたWebサイトを表示する簡易Webブラウザを作成することにします。

サンプル・アプリケーション
図1:サンプル・アプリケーション
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
OS Windows XP Professional
JavaVM J2SE 1.4.2_08
Eclipse SDK eclipse-SDK-3.0.2-win32.zip
Eclipse言語パック NLpack-eclipse-SDK-3.0.x-win32.zip
表1:今回使用した環境

機能の決定

まずは、アプリケーションに必要な機能の洗いだしを行います。今回のアプリケーションでは、アプリケーションの表示レイアウトの設定とお気に入りメニューおよびWeb表示が必要な機能になります。

拡張ポイントの決定

機能が決定すると、それぞれの機能に対応する表2の拡張ポイントとEclipse RCPベースのアプリケーションに必須の"org.eclipse.core.runtime.applications"を拡張することが決定します。


機能 対応する拡張ポイント
必須 org.eclipse.core.runtime.applications
表示レイアウトの設定を行うパースペクティブ用の拡張ポイント org.eclipse.ui.perspectives
お気に入りメニューおよびWebサイトの表示を行うビュー用の拡張ポイント org.eclipse.ui.views
表2:拡張ポイント

プラグイン・プロジェクトの作成

次に今回作成するアプリケーション用のプラグイン・プロジェクトを作成します。

メニューから「ファイル→新規→プラグイン・プロジェクト」を選択、プロジェクト名に"SimpleBrowser"と入力して「次へ」を選択します。


プラグイン・プロジェクト
図2:プラグイン・プロジェクト
 

「プラグインのライフサイクルを制御するJavaクラスを生成する」のチェックを外し、「終了」を選択します。


プラグイン・コンテンツ
図3:プラグイン・コンテンツ

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