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ケース2の対応法:アプリケーションサーバを停止しないアプリケーション更新

ケース2の対応法:アプリケーションサーバを停止しないアプリケーション更新

ケース2については、以前はアプリケーションサーバを停止せずにアプリケーションの更新をすることはできず、アプリケーションサーバの再起動(=システムの停止)が必要でした。しかし現在はアプリケーションサーバの機能強化により再起動はせずにアプリケーション更新ができるようになりました。

この方法では各製品での対応方法が異なり、大きく表3のように2つの方法に分類できます。それぞれの方法について、具体的な製品事例を用いて説明します。


  1. ホットデプロイ
  2. Rollout Update
表3:アプリケーションサーバを停止しないアプリケーション更新の方法

 

対応法1:ホットデプロイ

1つ目の方法としては、「ホットデプロイ(注1)」になります。以前は商用製品のみの機能でしたが、最近はオープンソースの製品でも使えるようになりました。ホットデプロイの方法として、表4のように2種類に分類できますが、製品によって異なります。詳細は各製品のマニュアルをご覧ください。
 

  • 管理コンソールから実施する
  • サーバ上のファイルをコピーする
表4:ホットデプロイの方法
 
※注1: 「ホットデプロイ」という用語は、各製品共通の用語ではありません。今回の記事では、「アプリケーションサーバを停止せずに、アプリケーションを更新する方法」を「ホットデプロイ」と呼んでいます。


なお、アプリケーションサーバは起動していても、アプリケーションを更新している最中はアプリケーションが停止します。つまりシステムとしては停止していることになります。

この対応として「BEA WebLogic Server」では、ホットデプロイ機能を進化させた「Live Update」と呼ばれる機能が提供されています。この機能を使ってアプリケーションを更新した場合、図2のように使用中のユーザは旧アプリケーションに接続し、更新後に使用開始するユーザは新アプリケーションに接続します。

BEA WebLogic Serverを使ったLive Updateの例
図2:BEA WebLogic Serverを使ったLive Updateの例

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