アプリケーションを変更せずにSaaS化を実現
アプリケーションを変更せずにSaaS化を実現
KSDNを利用することで、もともとSaaSに向けて開発したアプリケーション以外でも、SaaSとして提供することが可能である。
既存のパッケージソフトはもちろん、企業が独自に開発したアプリケーションについても、手を加えることなく短期間でサービスの提供を開始できる。こ れはユーザ側にとってもメリットであり、これまで利用していたパッケージアプリケーションやそのデータを変更することなく、SaaSサービスへ移行できる (図2)。
またKSDNによって1つのSaaS環境化で統合化されることによって、シングルサインオンによる簡単かつ安全なユーザ管理も行えるようになる。
またソフトウェア配信管理機能として、以下の2つの方式を用意する。
- ホスティング方式
- サーバ側実行
- ストリーミング方式
- クライアント側実行
これらに加え、セキュリティ/利用ネットワーク通信速度/オンラインおよびオフライン利用/ユーザライセンス内容など、ユーザが持つさまざまなニーズや利用環境に合わせた運用方式を柔軟に選択できる。
KSDNのデータ統合サービスでは、異なるアプリケーション間のデータ変換もSaaSのサービスとして活用可能となり、統合された情報インフラを利用できるようになる。
記事協力:きっとエイエスピー
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“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。
2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。クラウドネイティブ技術に特化したビジネスセミナー「CloudNative Days」や、Think ITと読者、著者の3者をつなぐコミュニティづくりのための勉強会「Think IT+α勉強会」、Web連載記事の書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。
また、エンジニアの独立・起業、移住など多様化する「働き方」「学び方」「生き方」や「ITで社会課題を解決する」等をテーマに、世の中のさまざまな取り組みにも注目し、解説記事や取材記事も積極的に公開しています。
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