オラクル、「Java 8」を発表
オラクルは3月25日、「Java Platform, Standard Edition 8(Java SE 8)」、「Java Platform Micro Edition 8(Java ME 8)」、Java Embedded関連製品を発表した。
「Java SE 8」は、冗長的なコードの削減、コレクションやアノテーションの改善、並列処理プログラミング・モデルの簡素化、最新のマルチコア・プロセッサの効率的な活用により、アプリケーション性能の大幅改善と開発生産性の向上を実現する。
「Java ME 8」は、既存の「Java ME」プラットフォームに大幅な機能の強化や新機能を加えたメジャーアップデート。「Java SE 8」の言語仕様およびAPIへの対応、最新Webプロトコルのサポート、包括的なアプリケーションモデル、高度なセキュリティー機能、電力管理のための標準API、幅広い一般的な周辺機器との互換性などが含まれる。
あわせて、「Java Development Kit 8(JDK 8)」の提供開始を発表した。Javaコミュニティ・プロセス(JCP)で承認されたJava SE 8プラットフォーム仕様に準拠した実行環境で利用可能な製品。このリリースは、1996年のJavaプラットフォーム登場以来最大となるJavaのプログラミング・モデルに対する強化が施されている。JDK 8で追加された主要な機能には、Project Lambda (JSR 335)、Nashorn JavaScriptエンジン、Date and Time API(JSR 310)、コンパクトプロファイル、Java仮想マシン(JVM)から「パーマネント領域」を削除した点などがある。
また、「Oracle Java SE Embedded 8」も発表された。「Java SE 8」の新機能を採用し、ミドルからハイエンドの組込みシステム向けに最適化されている。
「Oracle JDK 8」と「Oracle Java SE Embedded 8」はダウンロードにより入手可能。「Java SE 8」と「Java ME 8」は統合に向けた取り組みが進んでおり、「Java ME 8」はこの春に提供開始の予定。
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