Lab Managerに必要なソフトウェアコンポーネント
今回は、Lab Managerを使用するための前提条件について説明します。まずは図1に、Lab Managerを使用する際に必要となるソフトウェアコンポーネント(構成要素)を示します。
| 図1:Lab Managerに必要なソフトウェアコンポーネント(クリックで拡大) |
この図に示されるように、Lab ManagerはvCenterと連携して機能する製品となります。そのため、Lab Managerの動作環境では、vCenterによってESX(i)が管理されていることが前提となります。しかし、そういった環境が構築されていれば、Lab Managerの導入時には、vCenterと連携させるだけなので、既存のvSphereの環境を大きく変更する必要はありません。
システム構成上は、次の点に注意する必要があります。
- ESXとESXiが混在するクラスタの環境はサポートされません。
- Lab Managerへのアクセス制御をLDAPサーバで行う場合は、LDAPサーバが必要です。
- Eメールでの通知を行いたい場合は、SMTPサーバが必要です。
- リンククローンを使用する場合、1つのデータストアを共有できるホストは8台以内という制限があります。
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この記事の筆者
株式会社ネットワールド所属。VMwareを中心とした仮想化関連製品のプリセールス、サービスデリバリーに従事。トレーニングやセミナーなどでスピーカーを担当することもしばしば。
最近注力しているのは、VMware vCloud Directorなどクラウド関連製品。慣れない概念や聞いたことのない用語と悪戦苦闘する毎日。地方から出てきたITを使いこなせないアナログSEで苦手なものは機械全般。
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