OTRSのインストール
2011年12月1日(木)
OTRSは、さまざまなOSにインストールすることができますが、推奨構成は以下のようになっています。本連載では、Red Hat Enterprise LinuxクローンのCentOS 6.0を使うほかは、推奨構成に従った環境にインストールする手順を解説します。
- OTRSの推奨構成
-
- Redhat Enterprise Linux 6
- Apache2.0系以降
- Perl 5.8.8以降
- MySQL 4.1以降
- CPU 2GHz以上
- HDD 160GB以上
インストール前の準備作業
OTRSのインストールに入る前に、CentOS 6.0で以下の作業を行います。
- SE Linuxを無効にすること
- 前提パッケージをインストールすること
SELinuxが起動していないことを確認します。
# getenforce Disabled
SELinuxが起動している場合は、以下のコマンドで無効にしてください。起動していると、リポジトリ登録時にエラーで登録できなくなります。
# setenforce 0 # cd /etc/selinux # vi config SELINUX=disabled //disabledに変更
OTRSをインストールする前提パッケージをyumでインストールします。
# yum install perl-DBD-MySQL # yum install mysql-server # yum install perl # yum install perl-libwww-perl # yum install perl-Net-DNS # yum install perl-IO-Socket-SSL # yum install perl-XML-Parser # yum install perl-TimeDate # yum install gd # yum install gd-devel # yum install vixie-cron # yum install procmail
OTRSのインストール
OTRSのパッケージをダウンロードします。ここでは、2011年11月現在で最新のバージョン3.0.11となります。
# wget http://ftp.otrs.org/pub/otrs/RPMS/fedora/4/otrs-3.0.11-03.noarch.rpm
OTRSをrpmコマンドでインストールします。
# rpm -ivh otrs-3.0.11-03.noarch.rpm 準備中... ########################################### [100%] Check OTRS user ... otrs added. 1:otrs ########################################### [100%] hostname: 不明なホスト Next steps: [httpd services] Restart httpd 'service httpd restart' [mysqld service] Start mysqld 'service mysqld start' [install the OTRS database] Use a webbrowser and open this link: http://localhost/otrs/installer.pl [OTRS services] Start OTRS 'service otrs start' (service otrs {start|stop|status|restart). ((enjoy)) Your OTRS Team
これでインストール作業は終了ですが、基本設定に入る前にApacheとMySQLを起動しておいてください。
# service httpd start # service mysqld start
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