週刊OSSウォッチ 47

日本で初開催の「OpenStack Summit Tokyo 2015」開幕、オラクルが「MySQL 5.7」を提供開始、ほか

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吉田 行男

2015年10月30日 16:00

こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。

今週は、冬型の気圧配置が強まった影響で、札幌では初雪を観測するなど、一気に冬の訪れを感じる季節になってきました。風邪が流行っていますので、体調に気を付けてお過ごしください。

今週もOSSに関する注目すべきトピックをとりあげましたので、ゆっくりとご覧下さい。

「OpenStack Summit Tokyo 2015」開幕、さまざまな取り組みや活用事例などを紹介

「OpenStack Summit」の日本で初めての開催となる「OpenStack Summit Tokyo 2015」が、10月27日に開幕しました。56ヶ国から5,000人以上が来場し、その半数以上は海外からの参加者という国際的な大イベントとなっています。OpenStack Summitは年に2回、1回は北米で、もう1回は北米外で開催されます。カンファレンスや展示会のほか、年に2回リリースされるOpenStackの次バージョンについて、機能追加などの設計を議論する「Design Summit」も併催される重要なイベントです。

(参照記事:http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/event/20151028_727773.html

CTC、米Solinea社に出資しOpenStackビジネスを強化

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は26日、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアである「OpenStack」のビジネス強化を目的に、システム構築のコンサルティングと導入支援サービスを提供する米国Solinea社に出資すると発表しました。Solinea社はOpenStackを中心にDockerやKubernetesなどのOSSソリューションを活用し、北米でインフラ構築やシステムの導入支援サービスを展開しているIT企業です。今後、CTCでは次世代クラウド技術の研究・開発を行う「Cloud Innovation Center」を中心に、11月から段階的にSolinea社による社内トレーニングを開始し、2016年度からは同社へのエンジニアの派遣を通してOpenStackの知識・経験を備えたグローバル人材の育成を図る考えです。

(参照記事:http://news.mynavi.jp/news/2015/10/26/165/

Oracle News Release Summary:オラクル、「MySQL 5.7」の一般提供を開始

米国オラクル社は19日、オープンソースデータベース「MySQL」の最新版となる「MySQL 5.7」の一般提供を開始しました。この最新版では性能、拡張性、管理性の向上に加え、JSONのサポートによってNoSQL機能が強化されています。また、MySQL Routerの導入により、複数のMySQLデータベースへ容易にアプリケーションを接続できるようになります。SysBench Read-only Point-Selectを使用した1,024の接続によるベンチマーク・テストでは、「MySQL 5.6」の3倍となる160万 QPS(1秒あたりのクエリー数)を達成しました。

(参照記事:https://www.oracle.com/jp/corporate/pressrelease/jp20151022.html

DockerがTutumを買収してコンテナアプリケーションの稼働管理サービスを充実

米国Docker社は21日、Dockerコンテナのデプロイと管理を提供するクラウドサービス「Tutum」の買収を発表しました。これにより、Docker社は必要な要素がすべて揃ったクラウドサービスのパッケージを提供できるようになります。これは、成熟したクラウドサービスには不可欠の条件です。また、今回の買収によりTutumチームの11名はニューヨークとマドリードからサンフランシスコに移り、Docker社のチームに加わることになります。

(参照記事:http://jp.techcrunch.com/2015/10/22/20151021docker-acquires-cloud-startup-tutum-for-container-shipping-and-management/

富士通、クラウド向けマーケットプレイス管理製品をOSSとして公開

富士通は27日、クラウド向けのマーケットプレイス管理ソフトウェア「FUJITSU Software Systemwalker Service Catalog Manager」をオープンソースソフトウェア(OSS)の「Open Service Catalog Manager」として、同日より無償公開すると発表しました。今回この製品をOSS化したのは、クラウド向けマーケットプレイスに必要な技術の発展と、多種多様なクラウドサービスとの連携機能の拡充をめざすためです。今後は、「Open Service Catalog Managerコミュニティ」を設立し、2017年度で300名の参加を予定しています。

(参照記事:http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20151027_727601.html

編集後記

「OpenStack Summit Tokyo 2015」では、海外からのお客様をおもてなしするために、毎日さまざまな企業が趣向を凝らしたパーティを開いています。日本人でも日常ではあまり馴染みのない日本文化に触れることで、新しい発見があります。この機会に、改めて日本の秋を海外の方々と満喫したいと思います。

 

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