
ハード、ソフト、サービスを含むAppleの自動運転車部門に動きがあったと、匿名ソースからAssociated Pressに寄せられた。
記事に「iCar」プロジェクトが破綻したと書かれているわけではないが、Appleが自動車メーカーとのコラボレーションに前向きであることがうかがえる内容である。
この1年間、自動運転車部門は重要な方針転換と人材雇用をおこなった。Appleの古株 ボブ・マンズフィールド氏が業務を引き継ぎ、QNX OSを作ったダン・ダッジ氏がこの半年の内にメンバーに加わっている。
QNXは結構な数の車の娯楽機能を支えるOSだ。Appleは「CaePlay」を昨年披露して以来、この分野に取り組んでいる。
さて、APの情報からは自動運転車を作ること自体にAppleが課題を抱えている様子は見えないが、開発が進むにつれ問題は表面化するであろう印象を受ける。
現在の自動車産業はかなり統制されており、Appleの自動運転車実現の逆風となりそうだ。この状況をどう乗り切るのか動きに視線が集まっている。
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Appleはハードウェアビジネスから手を引きたいのか
レポートによると、Appleは自動車メーカーにソフトのライセンスを売りたいようだが、その可能性は低いと思われる。Appleは本当に価値のある、実りある顧客体験実現のためにはハード、ソフト、サービスすべての構築が必要だと宣言している。
今後に想定されることとしては、Appleのデザイン指示を受け入れてくれる自動車メーカーと手を組むことだ。iPhoneやiPadの製造をFoxconnに委託したのと同じパターンを作れればいい。
そして、Appleはそれに自動運転システムおよびカーエンターテイメントを盛り込んで販売する。
他にあり得ることといえば、今となっては手堅い選択肢かもしれないが、自動車会社の買収だろう。
メルセデス、BMW、Volvoの時価総額に10%上乗せして買収したとしても750億ドルが残るほど、Appleは資金を十分持っている。
つい先日も、英マクラーレンの買収協議に関する噂が業界をざわつかせた。もし買収が数年内に実現すれば、Appleが将来の収入源についてどう考えてるのかを周りに知らしめることになるだろう。
ReadWrite[日本版] 編集部
[原文4]
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