NTTドコモが広視野角のスマホ向けVRゴーグルを開発
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、株式会社NTTドコモによるスマートフォン向けの広視野角VRゴーグルの開発が話題となりました。
ドコモが開発したVRゴーグルは、「視野の中心領域ではくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性を活用し、従来の中心視野用の凸レンズに加え、その周りに高倍率の特殊構造レンズを配置しています。
一方AR関連では、スポーツブランドのPUMAがARと連動したスニーカー「LQD Cell Origin Air」を発売したニュースが報じられました。PUMAは声明で「LQD Cell Origin Airは、現実とバーチャルの境界が曖昧になりつつある現代に対する、当社の出した答えです」と発表しており、ARを活用する動きが小売業界で広がりつつあります。
NTTドコモ、スマホ向けの広視野角VRゴーグルを開発 「軽量かつ安価に製造可能」
株式会社NTTドコモは、人間の視野特性に適合する高倍率のレンズを配置した「超広視野角VRゴーグル」を開発しました。NTTドコモによれば、このVRゴーグルは「アクリル樹脂のレンズと筐体で構成されているため軽量で、安価に製造が可能」とのこと。
NTTドコモはニュースリリースにおいて、「今後、ドコモは本VRゴーグルを活用したエンターテインメント向けサービスの提供やライセンス提供を検討してまいります」とコメントしました。
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NTTドコモ、スマホ向けの広視野角VRゴーグルを開発 「軽量かつ安価に製造可能」
https://www.moguravr.com/docomo-vr-goggles/
ソニー、eスポーツのVR観戦で特許 ゲームに入り込むモードも
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が米国特許商標庁に出願した特許が公開されました。VRを使い、eスポーツイベントを実際の会場にいるかのように楽しめるシステムです。
会場の座席にはカメラとマイクが埋め込まれ、ライブ中継を配信します。また近接センサーにより、現実の座席に人がいるかどうかを判別。実際に使用されている座席が、VRユーザーには使えないようにします。またVRユーザーは、ゲームの中に入り込んだ視点も体験できます。観客の視点とゲーム内の視点を切り替える、ハイブリッドモードが楽しめるというわけです。
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ソニー、eスポーツのVR観戦で特許 ゲームに入り込むモードも
https://www.moguravr.com/sie-esports-vr/
QRコードで覆われたARスニーカー、PUMAから登場
スポーツブランドのPUMAは、ARと連動したスニーカー「LQD Cell Origin Air」を発売しました。靴全体がQRコードで覆われたデザインが特徴的で、専用のモバイルアプリを使ってAR体験を楽しむことができます。
アプリではミニゲームやARによるエフェクトを体験できます。またスマートフォンを介してスニーカーを見ると、スニーカーが燃え上がるといった効果が現れます。LQD Cell Origin Airは、公式ストア等で数量限定にて販売されます。日本での価格は14,904円(税込)です。
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QRコードで覆われたARスニーカー、PUMAから登場
https://www.moguravr.com/puma-ar-shoe/
まるで飛び出す絵本! ジャックダニエルの「ARでウィスキーの歴史を知るアプリ」
ウィスキー製造を手掛けるアメリカのジャックダニエル社が、スマートフォン向けARアプリをリリースしました。このARアプリを同社のウィスキーボトルに使うと、ジャックダニエルの歴史やウィスキーの製造工程を学べる、「飛び出す絵本」風のARが楽しめます。
ジャックダニエルのアプリでは、同社に関連する3つのストーリーが体験できます。第1のストーリーは同社の創設者、ジャックダニエル氏の人生を振り返る物語です。第2は、リンドバーグに位置するジャックダニエル社のウィスキー蒸留所について、そして第3は、ウィスキーの製造工程そのものにフォーカスした内容となっています。
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まるで飛び出す絵本のよう。ジャックダニエルの「ARでウィスキーの歴史を知るアプリ」
https://www.moguravr.com/jackdaniels-ar/
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