Unityがリアルタイムに動くバーチャルヒューマンを公開
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。なかでも注目なのは、Unityが発表した「バーチャルヒューマン」でしょう。
バーチャルヒューマンは、企業のマーケティングや実在のタレントのデジタル化として国内外で活用例が増えています。国内では、KDDIが5GやXRを活用したクリエイティブチーム「au VISION STUDIO」にてバーチャルヒューマンの社会実装を目指しています。
Unityが打ち出した「リアルタイムに動くバーチャルヒューマン」の衝撃
Unity Technologiesは、Unity Koreaの公式バーチャルヒューマン「Sua」を公開しました。Suaは、Unityのレンダリング技術「High Definition Render Pipeline(HDRP)」とモーションキャプチャー技術を使用しています。これにより、「不気味の谷」を超える人間らしさを、リアルタイムで実現しています。
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Unityが打ち出した「リアルタイムに動くバーチャルヒューマン」の衝撃
https://www.moguravr.com/virtual-human-sua/
衛星データとAIで現実の街を3Dモデル化、デジタルツインの普及を促進
株式会社スペースデータは、衛星データと3DCG技術を活用して地球上の構造物を3Dモデル化するAIアルゴリズムを開発しました。「地球のデジタルツイン化」を目的に、無償で公開していく予定です。
今回開発されたAIアルゴリズムは、人工衛星から取得できる地上の静止画像と標高データを用いて機械学習を行い、地上にある構造物を自動で検出・分類・構造化した上で、地上の3Dモデルを自動生成します。3DCG技術により、石や鉄、植物、ガラスなどの細かな材質も自動的に再現可能とのことです。公開された動画は、東京都内の一部の地域を再現しています。
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衛星データとAIで現実の街を3Dモデル化、デジタルツインの普及を促進
https://www.moguravr.com/spacedata-3d-model/
NTTデータがAR作業支援サービスを提供開始、マニュアルの3D化や遠隔支援
株式会社NTTデータは、ビジネス向けAR作業支援サービスを提供開始します。製造業や流通業などを対象とし、3Dマニュアルの作成支援、他システムとの連携による作業支援などを提供します。
本サービスは、NTTデータのパートナー企業であるScope ARの「WorkLink」と、自社の文書読解AIソリューション「LITRON」、「ServiceNow」を活用したものです。用途は製造業での製造工程やメンテナンス作業や自社製品マニュアルの3D化、電気・ガス・水道などのユーティリティー業の保守点検作業などが想定されています。
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NTTデータがAR作業支援サービスを提供開始、マニュアルの3D化や遠隔支援
https://www.moguravr.com/ntt-data-ar-work-support/
KADOKAWA、3DCGやXR技術活用の制作スタジオ設立
株式会社KADOKAWAは、XRにも対応する3DCGアニメーション・VFX制作スタジオ「Studio KADAN」を設立しました。
「Studio KADAN」はTVアニメ「シドニアの騎士」シリーズやアニメ映画「BLAME!」などを手がけた3DCGアニメーション監督・瀬下寛之氏を中心とした制作スタジオです。3DCGアニメーションやXRなどを活用し、世界市場に向けた大型IP作品の制作に取り組みます。
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KADOKAWA、3DCGやXR技術活用の制作スタジオ設立
https://www.moguravr.com/studio-kadan/
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