Movable Typeテンプレート講座 1

MTタグの種類と役割

MTタグの種類と役割

 トップページを作成するテンプレートは「インデックステンプレート」の「メインページ」です(図2の左(1)と(2))。それをクリックして編集画面を開いてみると、右側に「タグリファレンス」という小さなリンクテキストがあります。(図2の右(5))。

 タグリファレンスにはやなど「mt:~」と書かれた記号が並んでいます。これらは、現在開いている編集中のテンプレートで使用されているMTタグを表し、「オンラインリファレンス」にリンクしています。

 MTタグには「mt:~」と「MT~」という2種類の表記があります。これは、表記方法は異なりますが、まったく同じ意味を持ちます。例えば、やを古い表記方法で表すと、やとなります。大文字小文字の区別や表記方法は動作に影響しませんが、テンプレートを読みやすくするためにも、表記はどちらかに統一した方が良いでしょう。

 また、MTタグには$で囲まれているもの(例:)と$のないもの(例:)があります。

 $で囲まれているものは、ファンクションタグと言い、それ単体がテキストに置換されるものです。例えば、であれば「ブログ名」に設定したテキストに置換されます。

 それに対して$のないは、ブロックタグと呼ばれます。これは、それ単体で置き換わる要素がなく、中にほかのMTタグを囲むことで意味を持つものです。そのMTタグはブロックタグの場合もあります。

 例えば、ブロックタグであるはブログ記事を指しますが、ブログ記事には、タイトルを示すや、「本文」を示す、「続き」を示すなどがあります。

 また、というブロックタグは、の中でのみ動作するブロックタグで、その中に書いたMTタグは最後のエントリーでのみ動作するようになります。

 ブロックタグはのような開始タグとのような終了タグとの対で使用します。

MTタグを書いてみよう!

 MTタグは、テンプレートと呼ばれるところであれば、どこでも書くことができます。まちがったMTタグを書いても、結果が出ないか再構築エラーを出すだけでデータを壊す心配はありませんので、安心して書いていきましょう。

 まずは次のようにインデックステンプレートにMTタグを書いてみましょう。body要素の中ならどこでも結構です。


・・・

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 変更したら「保存と再構築」(図2:右(3))を実行してindex.htmlを書き出し直します。右にある「ショートカット」から「公開されたテンプレートを確認」(図2:右(4))をクリックすると、書き出し直したhtmlをブラウザで開くことができます。

 いかがでしょうか?先ほどMTタグを追加したところが「○○○」というブログ名になって表示されているはずです。この値は、MTでブログを新規作成するときに尋ねられた名前です。

 例えば「ブログ名」をリンクテキストにするためにhtmlと合わせて書く場合は次のようにできます。





 さらに、ブログのURLを示すMTタグを使って次のようにすることもできます。





 次はMTタグのオプションを指定しましょう。インデックステンプレートにある「メインページ」を開いて、という行を探し次のように変更します。

前:
後:

 再構築してみるとトップページにはブログ記事が3件だけ表示されます。lastn="○"とすると最新の○件だけ出力できます。

 ここで、追加したlastnというのは、の「モディファイア」と呼ばれます。モディファイアはMTタグの動作に対してオプションを設定する時に使用します。

 では、実際にインデックステンプレートをカスタマイズしていきましょう!

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