ボストン小児病院は、『Amazon Echo』,『Echo Dot』, 『Tap, Fire TV』などAlexaが動作するデバイスに新たな「スキル」、子供の病状についてのアドバイスが行えるようになったと発表した。
目立った症状を入力していけばKidsMDアプリは子供を医者に見せたほうがいいかどうかを判断し、体重や年齢に応じた投薬量のガイドラインを提供する。
「KidsMDによってボストン小児病院の医療情報へのアクセスが容易になります」とAmazon Alexaのディレクターを務めるRob PulcianiはEurekalertに語った。「ボストン小児病院との協力でこのユニークかつ意味のあるこのスキルに取り組むことが出来るのは素晴らしいことだと思います。今やAlexaのスキルは500以上になりましたが、今回のように重要性の高いスキルを更に多く提供できればと考えています」
KidsMDスキルはAlexaアプリからアクセスできる。
ユーザーは「Alexa、ask KidsMD」と語りかけ、次いで投薬や体温などについての質問をすることができる。
「KidsMDを介してAlexaが更に幅広い健康に関する情報を提供できるようにするつもりでいますが、まずは手始めに子供を持つ多くの親が心配するであろう症状から取り組んでます」とボストン小児病院のチーフイノベーションオフィサー、Dr. John Brownsteinは語った。
Amazonが狙う親が子供の病気について調べる際のWeb検索以上の選択肢
Amazonは親が子供の病気についてWeb検索よりも優れた選択肢を提供することを考えている。
健康上のアドバイスをネットで仕入れることについて、疑問は常につきまとうものだが、ボストン小児病院は子供が大病を患ったり具合が悪い時、問題解決の為のより良い選択肢を提供することを考えている。
アドバイスは専門家によるものだが、それでもボストン小児病院は子供のことを心配している相談者に対し、実際に病院や専門家に相談するよう呼びかけている。
他の業界と同じく、健康管理もオンライン化の時代が来ている。
だがその黎明期にアドバイスミスやサービスの貧弱性が問題となれば、それをバックアップする団体がなんであれ、オンライン健康管理についてのその他の信頼性も揺るがされることとなる。
KidsMDはオンラインで健康上のアドバイスを受けるという動向の走りとなるだろう。初期段階で問題を起こさなければの話だが。
ReadWrite Japan編集部
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