第4回:Oracle Clusterwareインストール後の設定と確認 (4/4)

最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC

第4回:Oracle Clusterwareインストール後の設定と確認
著者:日立システムアンドサービス  熊川 哲也   2006/8/7
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Oracleソフトウェアのインストール要件の確認

   CVUを利用して、Oracleソフトウェアのインストール要件を確認します。ここからの操作は1台のサーバのみで行います。なお本連載では、srv01サーバ上での操作を前提とします。

   rootユーザでOracle Database 10g Release2のCD-ROMまたはDVDのマウントを実行します。
CD-ROMまたはDVDのマウントコマンド
# mount /mnt/cdrom

   コマンドの入力後、rootユーザでCD-ROMまたはDVDが正常にマウントされていることを確認してください。

CD-ROMまたはDVDのマウント確認コマンド
# df

   CD-ROMまたはDVDの準備が完了したら、Oracleソフトウェアのインストール要件を確認するコマンドをユーザ「Oracle」で実行します。

OCWインストール要件の確認コマンド
$ /mnt/cdrom/clusterware/cluvfy/runcluvfy.sh stage -pre dbinst -n srv01,srv02 -verbose

   コマンド実行後に問題がなければ、「データベース・インストールの事前チェックは成功しました。」と表示されます。

Oracleソフトウェアのインストール要件確認コマンド実行例

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します)

   次回はOracleソフトウェアのインストールについて解説します。

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日立システムアンドサービス 熊川 哲也
著者プロフィール
日立システムアンドサービス  オープンソリューション本部
カスタマサポートセンタ   熊川 哲也

Oracle Ver 6 の頃からOracle製品に携わり、Oracle製品のサポートおよびビジネスパートナーへの技術支援などの業務に従事している。プロフェッショナルとして、お客様やビジネスパートナーの期待に応えるサービスを提供できるよう常日頃から心がけている。


INDEX
第4回:Oracle Clusterwareインストール後の設定と確認
  Oracle Clusterwareのインストール後の設定および確認
  「root.sh」の実行
  コンフィギュレーション・アシスタントの実行
Oracleソフトウェアのインストール要件の確認
最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
第1回 Linux上で利用するOracle RACのメリット
第2回 押さえておくべき基本設定
第3回 Oracle Clusterwareのインストール
第4回 Oracle Clusterwareインストール後の設定と確認
第5回 Oracleソフトウェアのインストールと設定
第6回 サーバダウン時のOracle RACの可用性
第7回 Oracle RACのパフォーマンスチューニング
第8回 Oracle RACコンポーネントの管理
第9回 Oracle RACのノード追加手順
第10回 Oracle RACの拡張機能と更なる進化

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