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| ビジネスプロセスモデルは横と縦を明確に区別する | ||||||||||||||
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「横」とはワークフロー(プロセス&ルール)であり、「縦」とは情報システム(情報)の連動を指します。従来のワークフロー適用の範囲は主に横の処理が重点で、縦の部分は例として添付資料の版管理程度を付加したものでしたが、その添付資料のつくり方に関しては、これまで関心が薄かったといえます。 ![]() 図3:プロセスモデルでの縦と横の区別 しかし、最近のコンテンツマネジメントシステムやラーニングマネジメントシステムでは、コンテンツ制作部分(情報)までマネジメント領域としている製品が多くあり、ワークフロー機能はその一部として使われます。 BPMの原点はここにあります。 |
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| BPMとSOA | ||||||||||||||
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現在、なぜビジネスプロセスマネジメントの概念が注目されているのでしょう。従来の適用は稟議など限られたものでしたが、最近ではBPMNなどのモデルの充実により、企業の活動をビジネスプロセスとして可視化することが可能になったのです。 そして、「縦の視点」つまり情報(処理)が加わり、情報システムの構築方法の概念は変わりはじめています(従来の情報システム主体の方法から、ユーザもしくはサービス主導の開発に変化)。 従来のアプリケーションの作成では、画面遷移の中に、ビジネスプロセスのフローが混じったり、処理のロジックの中には業務ルールが混在したりしていました。それをビジネスプロセスモデルでは縦と横にはっきり分離したのです。 その縦の部分が、SOAと呼ばれるサービス志向アーキテクチャもしくはサービス志向アプローチといわれるものです。SOAとビジネスプロセスマネジメントの関係は、今後詳しく取り上げます。 |
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| ビジネスプロセスの可視化は重要 | ||||||||||||||
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多くの企業の現場の仕事が細分化されたことにより、担当する仕事以外はわからないという状況があちらこちらであります。担当の人が仕事の棚卸しを行うと、作業としての一覧は書けますが、全体のビジネスの流れを書くことができない状況を目にします。 多くの担当の仕事は長い年月をかけて実作業の中で改善を繰り返してきた結果、全体の仕事の流れが定着して安定してきました。 変化の少ない改善は全体の流れを暗黙知化し、さらに情報システムはその暗黙知化を増幅させてきました。その結果、担当は自分に関わる閉じた仕事には関心があるが、他の担当のタスクや全体の仕事の流れに関しては関心を持たなくなってきます。 企業がこのような状況におかれ、頭を抱えている経営者や事業者は少なくなく、その悩みの解決策として注目されているのがビジネスプロセスマネジメントです。ビジネスプロセスの可視化は全体のビジネスの流れを形式知化し、担当間で共有するものです。それを元に改善/改革を実施し、それを可視化することの繰り返しとなります。 |
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| 次回の予告 | ||||||||||||||
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2006年5月2日から3日にかけて米・フェニックスで開催されたBPMカンファレンスについて紹介し、そこでのホットニュースと米国でのBPM実情をとりあげます。 |
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