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| 「カーテン販売業受発注システム」開発プロジェクト | ||||||||||||||||||||||
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「カーテン販売業の受発注システム」は顧客のシステム入れ替える要求にあわせ、将来の拡張を考えてCompiereをベースに開発しています。今回も50人ぐらいの中小企業であり、得意先と直営店からの注文を受けて、オーダーメードカーテンおよびその他の新製品の販売を主な業務としています。海外から輸入する場合もあれば、逆に海外へ販売することもあります。そういったことから、発注書/請求書/納品書を英語で提出する場合があります。 現状では受発注を管理しているシステムは十数年間利用され続けているMacintoshを利用したシステムであり、ハードウェアとソフトウェアのサポートはすでに終了となっています。その他の在庫管理や入出金管理などはExcelを利用して手作業で行われていました。 ERPを構築するにあたって顧客の業務プロセスを整理してみると、在庫管理に多くの問題を抱えていたことが判明しました。そのことについて様々な検討をし、業務要求にあわせてCompiereの既存販売管理/在庫管理/顧客管理/仕入発注管理システムにさらにカーテン業界の要求を加えて開発しています。 カーテン販売業受発注システムは他業種と違った特別な仕様になり、カスタマイズを行う必要がありました。例えば「カーテンの生地要尺計算」の部分はCompiereにない特別な仕様となりますので、すべて新規開発する必要があります。またWebアプリケーションにする必要があるので、独自のCompiere Web UIを開発しています。 「自社専用システム開発で既存のシステムを入れ替えるという計画でしたが、Compiereベースで開発を進むことにより、新しい基幹システムの柔軟性や適用性などの将来的なメリットに期待しています」と導入企業はシステムの開発完了を待っています。 ![]() 図3:請求書をPDF出力したサンプルファイル |
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| 今後の展望 | ||||||||||||||||||||||
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オープンソース業務アプリケーションとして、Compiereは日本市場での活用がはじまったばかりであり、多くのユーザに幅広く認識されて利用されるまでには至っていません。そのような駆け出しの状況ですが、Compiereの提供する商用製品に引けを取らない機能/特長/導入コストが低いというメリットがあるため、近いうちに多くの企業で利用されていくだろうと予想しています。 オープンソースの業務アプリケーションビジネスの中でより多くの人に認識・利用されるため、筆者たちはCompiere自体の日本市場における適用性を広げていきます。そのために業務トレーニング/開発教育などを強化しながら、エンドユーザの要求に素早く対応できるコンサルティングチーム/サポートチーム/開発チームの強化拡大に努めています。 また、米国Compiere社が外部からの資金調達により製品の機能を強化するという報道がありましたので、近い将来により一段と強化されたオープンソースERP&CRMビジネスが急速に成長するでしょう。 そしてCompiereに限らず、既存オープンソースを利用した新しい業務分野での新規オープンソースソフトウェアも次々と開発されて公開されていくことでしょう。開発者/企業/ユーザという立場関係なく、オープンソースビジネスでより多くのメリットを得る時代は目の前に来ていると思います。 |
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コンペアージャパン
http://www.compiere-japan.com/ 大手企業ERP導入サポートした経験を活かして、日本の中小企業のために、オープンソースERPシステムCompiereの日本語版パッケージの提供から導入コンサルティング、カスタマイズ開発および運営サポートを提供している。 運営会社 株式会社アルマス http://www.almas.co.jp/ 株式会社フォーワンファースト http://www.411.co.jp |
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