第2回:Virtual Serverのインストール (2/2)

仮想化技術 完全攻略ガイド
Virtual Server 2005 R2で次期Windows Server環境を試す

第2回:Virtual Serverのインストール
著者:慶應義塾大学環境情報学部(SFC)学部生  小野 雄太郎
2006/11/14
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IISが必要

   Virtual Serverをインストールする際、Web管理コンソールの導入のためにIISがインストールされている必要があります。Virtual Serverのインストールが始まるときに、IISがインストールされていないと、先にIISをインストールするよう警告するメッセージが表示されます(図7)。
インストールにはIISが必要
図7:インストールにはIISが必要

   このメッセージが表示されてしまった場合は、いったんVirtual Serverのインストールを中止してIISを先にインストールします。IISをインストールするには、Windowsのコントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を選び(図8)、左側のメニューから「Windowsコンポーネントの追加と削除」を選択します。

Windowsコンポーネントを追加
図8:Windowsコンポーネントを追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   するとWindowsコンポーネントウィザードが起動するので、ここから「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」のチェックボックスをチェックして、ローカルマシンにIISをインストールします(図9)。

IISを追加
図9:IISを追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


Web管理コンソール

   インストールされたVirtual Serverを利用するにはWeb管理コンソールを使用します(図10)。

Web管理コンソール
図10:Web管理コンソール
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   このWeb管理コンソールから仮想環境の作成や管理、Virtual Server自体の設定などが行えます。また、このWeb管理コンソール自体へのアクセスをSSLで保護したり、ユーザーやグループごとにアクセス権を設定し、Virtual Serverの管理を制限したりすることもできます。

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慶應義塾大学環境情報学部(SFC)学部生 小野 雄太郎
著者プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)学部生   小野 雄太郎
Microsoft MVP for Windows Server - Networking, Jan 2004 - Jan 2007.
1982年生まれ。エンタープライズネットワークやIPv6といったネットワーク技術のほか、Windows Server Systemの設計や運用などを独学で習得。幅広い分野をひとりでカバーする。MCSEをはじめCCDA/CCNAといったベンダー資格も多数保有する。2004年より慶應義塾大学に在籍中。


INDEX
第2回:Virtual Serverのインストール
  はじめに
IISが必要
Virtual Server 2005 R2で次期Windows Server環境を試す
第1回 Virtual Server 2005 R2概要
第2回 Virtual Serverのインストール
第3回 Virtual Serverを理解する(前編)
第4回 Virtual Serverを理解する(後編)
第5回 評価環境の構築
第6回 バーチャルマシンの複製
第7回 Active Directory環境の準備
第8回 Windows Vistaの評価

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