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| オープンソースソフトウェアと商用製品との違い | ||||||||||||||||||||||
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前回はオープンソースERPのCompiereの機能および特長について解説してきました。今回はそれらの情報を基として、その機能および特長について最近普及している商用ERP製品と比べます。 筆者は日本において大手ベンダーの製品導入/運用サポートを数年間行った経験があり、ERP製品の特長について知る機会がありました。大手ベンダーのERPには多くの大企業で導入事例があり、大量のデータを扱うというスケーラビリティの面において非常に優れています。用途による分類は数十種類(会計/人事/販売/購買/製造など)も存在し、モジュールも百数十種類のものがあります。 各モジュールは業界の様々な要求に合うプログラムや機能などを提供しており、その数は非常に豊富です。しかし、多数のモジュールを同時に使用している企業は少ないと思います。おそらく、「限定した2、3モジュールを中心にして1インスタンスとして動かしている」あるいは「別々に動かしてお互いデータ受け渡しながら連動している」といったケースが多いことでしょう。 具体的には、「一般会計と買掛金モジュールを一緒に動かす」「購買管理と会計モジュールとのデータ受け渡す」「人事システムを給与システムと連動させる」ということが考えられます。 大規模なERPでも多数のモジュールを同時に使用しないことが一般的なのですが、これは一連の流れを1つのシステムでまとめて処理する時に、部門間の業務連携に対応する導入費用が高くなったり、導入時間が予定よりも長くなったりすることが原因だと思います。 またもう1つの理由として、導入時に設定した構成でシステムが稼働してしまうと、次のモジュールを導入する時にシステムが変更しにくいといったことがあげられます。 それに対してCompiereは大規模なERPに比べても非常にコンパクトなシステムであり、スペックの高いサーバでなくとも利用することができます。「導入時の適用性」「導入後の変更可能性」「企業要求からの随時カスタマイズ開発」ができます。それは中堅・中小企業に対して素早く対応できる点として、非常に大きな評価を得ていると思います。 |
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| 商用ERPに対してのメリット・デメリット | ||||||||||||||||||||||
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商用ソフトウェアに対してのCompiereのメリットとして、次の点があげられます。
表1:商用ソフトウェアに対してのCompiereのメリット しかし、オープンソースシステムには多くのメリットがあるものの、いくつかのデメリットもあります。
表2:商用ソフトウェアに対してのCompiereのデメリット |
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コンペアージャパン
http://www.compiere-japan.com/ 大手企業ERP導入サポートした経験を活かして、日本の中小企業のために、オープンソースERPシステムCompiereの日本語版パッケージの提供から導入コンサルティング、カスタマイズ開発および運営サポートを提供している。 運営会社 株式会社アルマス http://www.almas.co.jp/ 株式会社フォーワンファースト http://www.411.co.jp |
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