連載 :
徹底比較!!ERP業務・損益・未来の経営状態を可視化する - CORE Plus
2006年5月30日(火)
CORE Plus qbicの債権・債務管理
債権・債務管理の機能の特長を表4にあげる。
- 販売管理および生産管理で発生する債権・債務情報(売掛金・買掛金など)と財務管理で発生する債権・債務情報(未収金・未払金など)を一元管理し、全社の入金・支払予定を管理することが可能(図6)。また財務管理の資金繰予定表へ情報連携を行う
- 締ごと、伝票ごと、明細ごとの個別債権・債務管理が可能。債権の世代管理や滞留管理を行うことができる
- 入金・支払情報を一元入力して、販売管理および財務管理へ自動情報連携。必要に応じて科目や部門の振替仕訳を発生させる。二重入力を排除するとともにシステム間の情報整合性を確保する。内部統制対応機能として有効
- ファームバンキング連動による自動入金消込機能(オプション)、支払処理が可能
CORE Plus qbicの財務管理
最後に財務管理について紹介する。
- 伝票承認とリアルタイム更新により適時な情報更新を実現
- 基本会計と管理会計のデータベース一元化により情報整合性を確保
- CORE Plus qbicの販売管理同様、実部門および仮想部門管理が行える。実部門管理はもとより仮想部門管理も基本会計および管理会計において共通して利用が可能
- 電子帳簿保存法に対応し、伝票修正・削除履歴を確保し高度な検索機能を持つ
- 未来可視化会計(前述)
- 販売管理、債権・債務管理、手形管理、固定資産管理などからの自動仕訳を行う
新たに通信販売システムを提供
近年、ダイレクトマーケティング志向の新たな販売チャネルとして通信販売が注目されている。通信販売業務を効率的に業務に取り込むためのソリュー ションとして、通信販売システム「CORE Plus qbic DirectOne」をリリースして受注・出荷・入金・分析のフルフィルメントを支援する機能を提供する(図7)。
CORE Plus qbicの情報基盤
CORE Plus qbicでは新たに.NETフレームワークを採用した。サーバOSはWindows 2003 Server、クライアントPCのOSはWindows XPもしくは2000で動作する。データベースはOracle10gを採用している。第1次リリース機能は伝票入力などの操作性を重視し、リッチクライアント方式を採用している。今後、参照系および簡易入力系においてWeb環境で実行可能な機能の開発を計画している。
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