連載 [第5回] :
徹底比較!! O/Rマッピングツール多機能なHibernate(前編)
2006年8月21日(月)
Eclipseプロジェクトの作成
今回もEclipse上でJavaプロジェクトを作成し、Hibernateの動作を見ていきます。ここでは、hibernateSampleという名前でプロジェクトを作成します。プロジェクトを作成したら、libフォルダを作成し、先にダウンロードして展開したHibernate Coreフォルダ内にある「hibernate3.jar」とlibフォルダにある「Jarファイル」を作成したプロジェクトのlibフォルダにコピーします。
また、同時にJDBCドライバもコピーします。
テーブルの初期値の準備
Hibernateの利用にあたり、今回もShainテーブルとBushoテーブルを使用します。初期データには以下のものを使用します。
Shainテーブル、Bushoテーブル初期データ用SQL文
// SHAINテーブル初期レコード
insert into SHAIN values(555, 'Hibernate', 5);
// BUSHOテーブル初期レコード
insert into BUSHO values(5, '経理部', 1278);
オブジェクトの管理
Hibernateを利用したアプリケーションを作成する前に、Hibernateにおけるオブジェクトの管理について簡単に説明します。
まずは図4を見てください。Hibernateで管理するオブジェクトには3種類存在することがわかります。
これら3種類のオブジェクトのうち、永続オブジェクトのみがSessionで管理され、変更情報のみがデータベースへ反映されます。この点を理解していないと、オブジェクトに変更を加えてコミットしたにもかかわらずデータベースには変更が反映されていなかったり、逆に内容を変更したくないのに勝手に変更されてしまったということが起こってしまう可能性がありますので注意してください。
各オブジェクトの意味は以下の通りです。
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