TOPシステム開発> はじめに
Eclipse 3.2とCallisto
Eclipse 3.2とCallisto

第4回:テーブルやツリーの操作性や表現力がアップ!
著者:ビーブレイクシステムズ  川崎 博之   2006/10/6
1   2  3  次のページ
はじめに

   こんにちは、ビーブレイクシステムズの川﨑です。第3回では、画面の表示性能や操作性に関わるユーザインターフェースに焦点を当てて新機能を紹介しました。さて今回は、プラグインやSWT/JFace、Eclipse RCPを用いるアプリケーション開発者に視点を変えて、その際に活用できる新機能を紹介していきます。

   さて、実際に新機能を説明する前に、まずはその参考となるサンプルのインストールを行います。


SWTサンプルプラグインのインストール

   SWTのWebサイトでは、サンプルプログラムが公開されています。Eclipse 3.2での新機能を紹介していきますが、今回紹介しきれない新機能や既存の機能についてのサンプルプラグインが提供されていますので参考になります。

   では、そのサンプルのインストール手順を説明します。インストールは手動で行うこともできますが、ここではインストールが簡単なソフトウェア更新機能を使ったインストール方法を紹介します。


サンプルプラグインの取得

   まずは、「メニュー → ヘルプ → ソフトウェア更新 → 検索およびインストール」で「インストール/更新」ウィザードが起動します。ラジオボタン「インストールする新規フィーチャーを検索」を選択し次へ進みます。

   検索に含めるサイトとして、「The Eclipse Project Updates」のみをチェックし次へ進みます。次にでる検索結果の一覧から「Eclipse SDK Examples」のみをチェックし次へ進みます。後は、ウィザードにそって進むとEclipseが再起動しインストールが完了します。

更新画面でインストールするフィーチャーを選択
図1:更新画面でインストールするフィーチャーを選択
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


サンプルプラグインの起動

   サンプルプラグインが取得できたら、「メニュー → ウィンドウ → ビューの表示 → その他」を選択し、インストールされたプラグインが追加されているのを確かめます。また、ツールバーには「Field Assist Example」がEclipseのロゴで表示されています。それぞれ、参考にしたいサンプルを選択して起動してみて下さい。

ビューの一覧にサンプルが追加されている
図2:ビューの一覧にサンプルが追加されている


サンプルクラスの生成

   次に、「メニュー → ファイル → 新規 → サンプル」を選択します。「Example Visual Class → SWT」を選択し、SWTのサンプルクラスが生成します。

SWTサンプルクラスの生成
図3:SWTサンプルクラスの生成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

1   2  3  次のページ


ビーブレイクシステムズ  川崎 博之
著者プロフィール
ビーブレイクシステムズ   川崎 博之
芝浦工業大学 工学部卒業。学生時代よりJavaに興味を持ち、Java専業ソフトハウスである黎明期のビーブレイクシステムズに入社し、現在に至る。入社当時はPMから直接厳しい指導を受け、机上の勉強とは違う実際の業務システム開発の難しさに戸惑いを覚えたが現在は主任Java開発者として活躍し、Javaアーキテクトを目指し、日々修行中。

INDEX
第4回:テーブルやツリーの操作性や表現力がアップ!
はじめに
  テーブル/ツリー関連の変更点
  カラムヘッダにソート方向を表示(テーブル/ツリー)