Qualys、2年前に発見されたLinuxカーネルの脆弱性に関する問題について注意喚起
2017年10月4日(水)
Qualysは9月27日(現地時間)、Qualys、2年前に発見されたLinuxカーネルの脆弱性に関する問題について注意喚起を発表した(CVE-2017-1000253)。
この脆弱性は、Linuxカーネルが「Executable and Linkable Format(ELF)」形式の実行ファイルの読み込みについての問題で、メモリ破損や特権昇格の危険があるというもの。この脆弱性は2015年に発見されており、パッチも公開済みとなっている。
今回の脆弱性が問題になっているのは、長期サポート(LTS)版にこのバグが存在しているケースがあるため。具体的には、「CentOS 7」の1708より前のバージョン、「Red Hat Enterprise Linux 7」の7.4より前のバージョン、「CentOS 6」と「Red Hat Enterprise Linux 6」のバージョンなどに存在するという。
(川原 龍人/びぎねっと)
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