連載 [第3回] :
即活用!業務システムの開発ドキュメント標準化基本設計書
2005年7月20日(水)
基本設計のドキュメント構成と作成手順
第1回で「業務フロー」、第2回で「機能一覧表とI/O関連図」について説明しました。今回は残りのアウトプットを取り上げて、基本設計フェーズのドキュメント標準を完了させることにします。「DUNGEON」の標準で定義されている基本設計工程のアウトプットは、表1の通りです。
工程 | ドキュメント成果物 | 内容 | 範囲 | 媒体 |
基本設計 (外部設計) |
業務フロー | 全体 | Excel | |
システム構成図 | 全体 | Excel | ||
ER図 | 全体 | OBER | ||
テーブル定義書 | 全体 | OBER | ||
機能一覧表 | 全体 | Excel | ||
設計書記述様式 | 全体 | Excel | ||
基本設計書 (外部設計書) |
概要 I/O関連図 画面/帳票レイアウト |
個別 | Excel |
基本設計フェーズの作業をおおまかに言えば次のような手順で行います。
- 業務フロー作成
- 機能一覧表作成
- 基本設計書(表紙+I/O関連図+画面/帳票レイアウト)作成
- テーブル定義(ER図+テーブル定義書)作成
基本設計書ではどのデータを使ってどう処理するかをI/O関連図で定義し、具体的な画面・帳票イメージを「画面レイアウト」や「帳票レイアウト」で表します。ユーザが理解しやすいように実際の画面・帳票に近いものを作成して、項目などの確認を行ってもらいます。そして、それらの画面・帳票に表示するデータを考慮したテーブル設計を行い、「ER図」と「テーブル定義書」を作成します。
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