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即活用!業務システムの開発ドキュメント標準化
即活用!業務システムの開発ドキュメント標準化

第4回:詳細設計書(前半)
著者:システムインテグレータ  梅田 弘之   2005/8/2
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機能設計書のドキュメント体系

   設計ドキュメント標準「DUNGEON」で定義されている設計工程のアウトプットは表1の通りです。「DUNGEON」では、基本設計書で骨組みを定義し、詳細設計書で肉付けを行います。つまり、基本設計書で作成したドキュメントはそのまま(必要に応じて修正も加えて)利用され、さらに詳細機能を表すためのドキュメントを追加して「詳細設計書」となります。
? ドキュメント 用途・内容 基本
設計
詳細
設計
1 業務フロー 業務の流れを理解し、機能を洗い出す  
2 機能一覧表 開発範囲となる機能(画面・帳票・バッチ)の一覧  
3 ネットワーク構成図 システム構成を把握  
4 テーブル定義 SI Object Browser 使用  
5 ER図 SI Object Browser 使用  
6 画面遷移図 画面遷移を図示  
7 機能設計書 機能別の設計書
(表紙)  
(目次/概要)    
(I/O関連図) データと機能の関係を図示  
(画面レイアウト) 画面イメージ  
(帳票レイアウト) 帳票イメージ  
(フローチャート) バッチ処理のフローチャート  
(項目説明書) 画面/帳票の項目説明  
(イベント一覧) 画面操作で発生するイベントの一覧  
(BL一覧) 機能に含まれるBL(ビジネスロジック)の一覧  
(更新仕様書) 機能またはBL単位の更新・処理内容を記述  
(補足説明書) 上記の記述に対する補足説明  
8 設計書記述様式 設計書の記述方法の説明  

表1:基本設計および詳細設計フェーズのドキュメント

   前回までに表1の? 7「機能設計書」の基本設計ドキュメントとして、「表紙」「I/O関連図」「画面レイアウト」「帳票レイアウト」について紹介しました。今回からは、詳細設計に関するドキュメントについて順に説明していきます。


"機能"単位での設計書

   機能設計書は、機能単位でドキュメントが作成されます。例えば、「プロスペクト登録画面」と「プロスペクト一覧画面」と「プロスペクト一覧表」という3つの機能があれば、3セットの機能設計書を作ることになります。ここで注意して欲しいのは、設計書の記述はあくまでもユーザのイメージする"機能"単位で、プログラミング単位の"プロシージャ"や"クラス"ではないということです。この"機能"という概念について、図1「プロスペクト登録画面」を例に説明しましょう。

プロスペクト登録機能の構成
図1:プロスペクト登録機能の構成

   図1を見ると、「プロスペクト登録画面」という機能は、画面、イベント、BL(ビジネスロジック)などのオブジェクトから構成されていることがわかります。オブジェクト指向のアプリケーション構成においては、このように画面やBLが単独のオブジェクトとして存在します。

   画面「プロスペクト登録画面」を参照モードで開いたときにイベント「ページ.ロード」が発生し、イベント処理の中でBL「プロスペクト参照」が実行され、BLはイベントから与えられたパラメータ「プロスペクト番号」を使ってテーブル「プロスペクト基本」「プロスペクト詳細」などにアクセスし、そのSQLで得られた結果を画面に表示する、このようなアプリケーションの動作を定義するために、DUNGEONの設計書では、オブジェクト間の関連および各オブジェクトの処理内容をオブジェクト種類単位でわかりやすくまとめる様式にしています。

   以下、表1の? 7に含まれる各ドキュメントを順に説明していきましょう。

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システムインテグレータ
著者プロフィール
株式会社システムインテグレータ  梅田 弘之
東芝、住商情報システムを経て1995年にシステムインテグレータ社を設立。 常駐・派遣主体の労働集約的な日本のソフトウェア業の中で、創造性にこだわってパッケージビジネスを行っている。 国際競争力のない日本のIT産業が、ここから巻き返しを図るための切り札は「プロジェクト管理」だと信じ、実践的なプロジェクト管理手法「PYRAMID」を自社開発している。


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INDEX
第4回:詳細設計書(前半)
機能設計書のドキュメント体系
  表紙
  項目説明書
即活用!業務システムの開発ドキュメント標準化
第1回 開発ドキュメント体系と業務フロー
第2回 機能一覧表とI/O関連図
第3回 基本設計書
第4回 詳細設計書(前半)
第5回 詳細設計書(後半)
第6回 単体テスト仕様書&報告書
第7回 結合テストと総合テスト
第8回 要求仕様書の標準化プロセス
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第1回 プロジェクト管理力を強化するための具体的プラン
第2回 PMBOKをベースにしたプロジェクト管理の管理
第3回 スコープ管理とスケジュール管理
第4回 コスト管理の構造と見積手法
第5回 品質管理
第6回 組織管理
第7回 コミュニケーション管理
第8回 リスク管理
第9回 調達管理(外注管理)
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第4回 制約の使い方、Unicode使用可否、明細テーブルの設計
第5回 教科書的ではなく、現場にあったデータベース設計のコツ