リポジトリの作成
リポジトリの作成
CVSでは、CVSのファイルを格納するリポジトリを作成する必要があります。コントロールパネル(スタートメニュー → コントロールパネル)で、「CVS for NT」を選択すると、図3の管理ツールの画面が表示されます。この画面で、「Repositories」タブを選択します。

図3:CVSNTの管理ツール
そして、次の手順でリポジトリを作成します。
- Addボタンを押す
- Edit Repository画面でLocationにCVSリポジトリを作成するパスを入力(ここでは、C:/cvsrepoとしました。Nameは自動的に入力されます)
- OKボタンを押す
- 指定したパスが存在しない場合は、ディレクトリを作成するかの確認ダイアログが表示されるのでOKボタンを押す

図4:リポジトリの作成
これで、リポジトリの作成は完了です。
ユーザの作成
次にユーザを作成します。これはコマンドラインで行いますので、コマンドプロンプトを起動します。まず、CVSROOT環境変数を指定します。環境変数の値は、先ほど作成したCVSリポジトリのパスです。
C:\Documents and Settings\miya>set CVSROOT=C:/cvsrepo
ユーザの登録は「cvs passwd」コマンドで行います。下のようなコマンドでヘルプを表示できます(ここでは存在しないオプション「-h」を指定してUsageを表示しています)。
C:\Documents and Settings\miya>cvs passwd -h
passwd: invalid option -- h
Usage: cvs passwd [-a] [-x] [-X] [-r real_user] [-R] [-D domain] [username]
-a
Add user
-x
Disable user
-X
Delete user
-r
Alias username to real system user
-R
Remove alias to real system user
-D
Use domain password
ユーザを追加するには次のコマンドを入力します。
cvs passwd -a -r
次はユーザ追加例です。ここでは、miyaという名前のCVSユーザを、OSのAdministratorユーザとして登録しています。CVSユーザのパスワードを聞かれるので、任意のパスワードを指定します。
C:\Documents and Settings\miya>cvs passwd -a -r Administrator miya
Adding user miya
New password: ****
Verify password: ****
以上でCVSサーバの設定は完了です。