Eclipse実践プラグイン開発 2

更新マネージャーを使用する配布とインストール

更新マネージャーを使用する配布とインストール

更新マネージャーを使用する配布とインストールの方法は、エクスポートによる方法よりも簡単にプラグインの配布やインストールができます。さらにアンインストールや更新もできるので、今後主流の方法になるでしょう。

1. フィーチャーを作る
フィーチャーとは、関連したプラグインの集まりをパッケージ化したものです。
2. 更新サイトを作る
更新サイトとは、フィーチャーをインストールすることができるように構成したWebサイトのことです。
3. インストールする
更新マネージャーを使用してプラグインをインストールします。

表2:更新マネージャーを使用する配布とインストール

フィーチャーを作る

それではフィーチャーを作成する手順を説明します。

まずは、フィーチャーを作るためのプロジェクトである「フィーチャー・プロジェクト」を作成します。

Eclipseのメニューから「ファイル」 - 「新規」 - 「フィーチャー・プロジェクト」を選択します(図4)。

フィーチャー・プロジェクトの作成
図4:フィーチャー・プロジェクトの作成
 

表示された「新規フィーチャー」ウィザードの「フィーチャー名」画面の「プロジェクト名」を入力します。今回は"examples.hello.feature"と入力し(図5の1)、「次へ」ボタンをクリックします(図5の2)。

新規フィーチャーのフィーチャー名
図5:新規フィーチャーのフィーチャー名
 

「新規フィーチャー」ウィザードの「フィーチャー・プロパティー」画面が表示されますが、今回はそのまま「次へ」ボタンをクリックします(図6)。

新規フィーチャーのフィーチャー・プロパティー
図6:新規フィーチャーのフィーチャー・プロパティー
 

表示された「新規フィーチャー」ウィザードの「参照されるプラグインおよびフラグメント」画面で、フィーチャーに入れたいプラグインをチェックしま す。今回は、"examples.hello(1.0.0)"にチェックを入れ(図7の1)、「終了」ボタンをクリックします(図7の2)。すると 「フィーチャーのマニフェスト・エディター」(フィーチャー・プロジェクトにあるfeature.xmlを簡単に編集することができるツール)が表示され ます(図8)。

新規フィーチャーの参照されるプラグインおよびフラグメント
図7:新規フィーチャーの参照されるプラグインおよびフラグメント
 
フィーチャーのマニフェスト・エディター
図8:フィーチャーのマニフェスト・エディター
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

以上でフィーチャー・プロジェクトを作成することができましたが、ウィザードが作成したfeature.xmlを編集しなければ、インストールすることができません。次にfeature.xmlの編集について解説します。

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