JBoss Enterprise Application Platformの全貌 2

JBoss Enterprise Application Platformを操作する

はじめに今回はJBoss Enterprise Application Platform 4.2.0(以下、JBoss EAP)のインストールおよび起動/停止方法を解説します。実際に皆様の環境で試せるように、ステップバイステップで解説します。JBoss EAPのインストール事前準備JBoss EA

三木 雄平

2007年8月27日 20:00

はじめに

今回はJBoss Enterprise Application Platform 4.2.0(以下、JBoss EAP)のインストールおよび起動/停止方法を解説します。実際に皆様の環境で試せるように、ステップバイステップで解説します。

JBoss EAPのインストール事前準備

JBoss EAPをインストールするには以下の2つのインストールモジュールが必要となります。


  • Java実行環境
  • JBoss EAP 4.2.0
表1:JBoss EAPのインストールに必要なモジュール

Java実行環境に関しては様々なベンダーからリリースされていますが、今回は「Sun JDK 5」を利用します。下記のWebサイトからSun JDK 5をダウンロードしてください。2007年8月現在の最新バージョンはJDK 5 update12 です。



Sun JDK 5ダウンロードページ
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/download.html

Sun JDK 5をダウンロード後、インストーラを起動して、ウィザードに従ってインストールを行います。詳しいインストール要件、および手順に関しては下記のWebページで説明されているので参考にしてください。



インストール要件、および手順の解説ページ
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/install-windows.html

JBoss EAPのインストール

JBoss EAPのインストーラに関しては、レッドハットのWebサイトから申請を行うことで入手可能です。



JBoss EAPのインストーラ入手のための申請先
http://www.jp.redhat.com/jboss/eva/

また手っ取り早く基本機能を確認したい場合は、JBoss.orgのWebサイトよりJBoss AS 4.2.1.GAを入手してインストールすることにより、同等の機能を確認することができます。



JBoss AS 4.2.1.GAの入手先
http://labs.jboss.com/jbossas/downloads

JBoss EAPでは現在2種類のモジュールが配布されています。


  • 圧縮ファイル形式(ZIP)モジュール
  • GUIインストーラ付モジュール
表2:JBoss EAPのモジュール

圧縮ファイル形式(ZIP)モジュールはダウンロード後、ZIP解凍ツールを使って、圧縮ファイル形式(ZIP)モジュールを解凍するだけでインストールを完了させることができます。



./unzip jboss-eap-4.2.0-ep1.1.zip

GUIインストーラ付モジュールに関してはインストーラを起動した後、GUIのウィザードに従ってインストールを行うことができます。インストーラの起動はjavaコマンドでjarオプションを使用して、ダウンロードしたjarファイルを指定します。



$ java -jar enterprise-installer-4.2.0-1.ep1.1.jar

インストーラが起動した後、利用言語が選択できます。ここで「日本語」を選択し、ウィザードに従って作業を進めてインストールを完了してください。


JBoss EAPのインストール
図1:JBoss EAPのインストール
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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