改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - 管理ツール編 1

gmetadサービスを起動

gmetadサービスを起動

設定が終了したらgmetadサービスを起動します。次のコマンドを実行してください。


# service gmetad stop
# service gmetad start
# service gmetad status

起動後にGangliaサーバの8651番ポートにアクセスできるかを確認します。



# telnet localhost 8651 ← 8651番ポートで通信テスト

このようにTelnetで8651番ポートに対して接続を行い、XMLファイルが表示されればアクセス可能と判断できます。

確認後にマルチキャストアドレスを設定します。Red Hat Enterprise Linux 4では、マルチキャストアドレスの設定ファイルを新規作成する必要があります。



# vi /etc/sysconfig/static-routes ← 静的ルーティング設定
any net 224.0.0.0/4 dev eth0 ← eth0に対してマルチキャストを設定

設定ファイルを作成した後でネットワークを再起動し、マルチキャストアドレスを確認します。

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

上記のように「224.0.0.0」が設定されていることを確認してください。

gmondデーモンのインストールと設定

この解説ではまずGanglia管理サーバも監視対象として含めるため、gmondのRPMパッケージをインストールします。

# rpm -vhi ganglia-gmond-3.0.3-1.i386.rpm

/etc/gmond.confファイルを編集してユーザ名などの設定を行います。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

設定が終了したらgmondをGangliaサーバ上で起動します。



# service gmond start
# service gmond status

Gangliaサーバの8649番ポートにアクセスできるかを確認します。



# telnet localhost 8649 ← 8649番ポートで通信テスト

Telnetでサーバの8649番ポートに接続し、XMLファイルが表示されればアクセス可能と判断できます。

Webブラウザを起動してGangliaサーバ自身が監視対象として見えているかを確認します。



# mozilla & ← Webブラウザで確認

httpd.confファイルでDocumentRootが/var/www/htmlに設定されており、かつganglia-webのRPMから /var/www/html/gangliaが作成されている場合は、次のURLでGangliaにアクセスできます。



http://GangliaサーバのIPアドレス/ganglia


Webブラウザから接続できことが確認できればGangliaサーバのインストールは終了です。Gangliaサーバ上でgmondを稼動させているので、Gangliaサーバ自身も管理対象ノードとして確認できます。

なお、管理対象となるノードにはganglia-gmetadはインストールせず、gmondのみをインストールして上記と同様の設定を行います。

次回は

次回は、その他の管理ツールとして「System Management Homepage」によるハードウェアの障害監視と「Systems Insight Manager」を使ったシステム情報管理について解説します。

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