改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - 管理ツール編 2

SIMサーバから監視対象ノードにSSHで接続

SIMサーバから監視対象ノードにSSHで接続

実際に監視をはじめる前に、SIMサーバ側から監視対象に対してSSH接続できるように設定を行います。SIMはメニューから監視対象に対してSSH経由でリモートコマンドを発行します。

例えば、監視対象のLinux上のコマンドなどが実行可能で、次の図のように、出力された情報をSIMサーバ上の管理コンソールに取り込むことができます。


SIMメニューにある「Command Line Tools」で監視対象マシンでコマンド実行
図4:SIMメニューにある「Command Line Tools」で監視対象マシンでコマンド実行
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

SIMサーバ側からのSSH接続を行う設定

SIMサーバからSSH接続を行うように設定するには、SIMサーバ上で次のコマンドを実行します。



# mxagentconfig -a -n 172.16.10.252 -u root -p hogehoge ←SSH接続の有効化

このとき監視対象となるノードのIPアドレスとユーザ名/パスワードを以下のオプションに続けて指定します。


  • -n:監視対象ノードのIPアドレスを指定。
  • -u:SSH接続するユーザを指定。監視対象ノードにこのユーザがすでに作成されている必要がある。
  • -p:SSH接続するユーザのパスワードを指定。

SIM5.0Update2 for Linuxに関する各種情報

次のURLには、SIM for Linuxの最新版である「Systems Insight Manager 5.0 Update2 for Linux」に関する情報がまとめられています。



Systems Insight Manager 5.0 Update2 for Linuxに関するページ: http://h18004.www1.hp.com/products/quickspecs/11824_div/11824_div.html

またSIM for Linuxは次のURLから入手できます。




このページからは次のファイルをダウンロードすることが可能です。


  • SIM5.0Update2へのアップデートキット(新規インストールを含む)
  • SIM5.0Update1へのアップデートキット
  • インストールおよび設定ガイド
  • MIBアップデートキットのダウンロード
  • HP Insight Management Agents for Linux on Integrity Servers

まとめ

このような一元管理を可能にするツールやソリューションを利用することで、数百台単位のサーバで構成されたシステムの情報を柔軟かつ少ない工数で収 集できるようになります。日々のサーバ管理に追われている管理者の方は、ぜひ一元管理ツールを導入して作業の効率化をはかってください。

この記事をシェアしてください

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る