結果発表!栄冠はどのOSに?

2008年6月30日(月)
シンクイット編集部

OS-1グランプリ、最強サーバOSを決定せよ!

 6月の特集1は「OS-1グランプリ」、数あるサーバOSの中からいくつかをピックアップし、さまざまな角度から解説してきた。おかげさまで、サーバOSを取り上げたどの記事も安定的な人気を得ることができ、読者の皆さまからも記事評価にさまざまなコメントをいただいた(読者の声と編集部からの回答はこちら(http://www.impressit.co.jp/inside/))。

 最終日となる本日はいよいよ最強サーバOSを決定しよう!最強サーバOSを決定するのは、読者の皆さまからいただいたアンケート結果だ。ここであらためて今回実施したアンケートについて紹介しておこう。質問の内容については、図1を参照してほしい。

 今回の有効回答件数は、482件!自由コメントの欄にもさまざまなご意見をいただき、大変貴重なデータを得ることができた。編集部より、あらためて読者の皆さまに感謝の意を伝えたい。いただいたご意見は、今後の記事制作において大いに参考にし、読者にとってより有益なメディアを目指していくつもりだ。

やっぱりコレが好き!

 さて、今回は上位3位のOSを3位から順に発表していきたい。上位3位の発表に行く前に3位以下のサーバOSを簡単に紹介しよう。上位には食い込まなかったが、押してくれた読者の声は「誰がなんていってもこれが好き」という、深い愛を感じるものばかりだ。

 惜しくも4位だったのが「Red Hat Enterprise Linux」(以下RHEL)。理由としては、「商用としてサポートがしっかりしているのは心強い」という声に代表されるようにサポートを評価する声が多かった。そのほか「信頼性」「安定性」「互換性」「セキュリティ」「実績」「安い」が評価するキーワードとしてあげられた。

 「FreeBSD」には「システム周りの設定や追加・実行プログラムなどの配置が標準化されているため、運用や更新などが単純にできる」「フリー!安定している印象がある。Portsが便利。楽」「軽い。FDでのインストールが今でもできる。CUIなので、余計なプロセスが動かないので、セキュリティホールの可能性が最初から少なくて済む」「FreeBSDではトラブルがあっても最終的にはソースを読んでしまえば対応策はおのずと見えてくるし、パッチも作ることができる。最終的には知識・技術をきちんと持った管理者が作業をするべきだし、勉強するにはソースが読めるというのはすごくいいことだと思う」といった、とにかく熱い意見が多く寄せられた。

 「HP-UX」には「ミッションクリティカル環境での豊富な導入実績、最先端の仮想化技術や統合管理機能」「結局サーバーで求められるのは可用性と使い勝手。HP-UXはLinuxやSolarisと違ってミッションクリティカルを想定しているので安心感が高い。特にパーティショニングの秀逸さはほかのOSとはレベルが違うと思う。ツールやシェルも使ってしまえば手になじむ感じ。でもシステム規模が小さかったり、ある程度の障害が許容できるという前提ならWindowsのほうが外注さんに丸投げできるから楽かな」「システムの堅牢性、特にデバイス関連。それとパフォーマンスの高さ」といった意見が集まった。

 「Debian」には「必要なソフトは全部そろっている上に容量がほかのに比べて軽い、イロイロ試しましたがやはりコレが一番しっくり」「最小限の環境を構築しやすい」「管理が楽だから」「安定性とメジャーバージョンアップ時の管理工数、価格」という意見があった。

 また「SUSE Linux」には「YaSTによる管理性が抜群であるため。Xenによる仮想OSの運用に定評がある」点が評価されている。

 「Ubuntu徹底活用!(http://www.thinkit.co.jp/article/84/)」で取り上げた「Ubuntu」には「インストールの容易さ、Debian譲りのメンテナンス性の高さ、Ubuntuならではの先進的パッケージ群、サーバに特化されたチューニングなどなど。RedHatやFedoraからの移行を含めいくつかのシステム実用稼動させていますがいずれも満足しています」という評価をいただいだ。

 そのほかには「z/OS」に「とにかく安心。オンライン/バッチを安定稼働でき、セキュリティも堅牢、40年間の実績があり、完全上位互換。そのためアプリケーション開発に専念できる」があげられ、「AIX」に「安定度、ファイルセット管理の仕組み(ドライラン機能・ロールバック機能)、設定変更ツールどれをとっても秀逸」「管理ツール(SMIT)が非常によく作られており、運用が容易」という意見が寄せられた。

 さて、次ページ以降、3位から順に発表だ!

著者
シンクイット編集部

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