NokiaがSiriやGoogle Now、Cortanaに対抗するためのパーソナルアシスタント開発に取り組んでいるかもしれない。
フィンランドのネットワーク大手である同社によると、「Viki」はあらゆるデータソースを単一の音声インターフェイスに集約するものだというが、それがパーソナルアシスタントであるかについては明らかにしていない。
現在、「Viki」はNokiaが次に出すAndroidのフラッグシップモデル Nokia8でお披露目になるのではないかと噂されている。
「Viki」がAndroid端末に搭載されることになれば、Google NowやAssistantと争うことになる。GoogleのこれらのアプリはすべてのAndroid端末に搭載されているものだ。熾烈な競争が繰り広げられることだろう。
パーソナルアシスタントはどれも未成熟である
パーソナルアシスタントは未成熟な段階にあり、ほとんどのユーザはSiriやGoogle Nowを日常的には利用していない。Vikiが頭角を表すためには、ユーザの携帯の使い方を変えるようなかけがえのないサービスとなる必要がある。
Nokiaにもそれを成し遂げられる可能性はあるが、AIについてGoogleやMicrosoftがすでに手に入れているような知見を持っているわけではない。
Nokiaは携帯部門を84億ドルで売却したMicrosoftから、Cortanaと競合しない様釘を刺されるかもしれない。MicrosoftはNokiaの携帯に関する動きを気にしていると言われており、パーソナルアシスタントをリリースするとなると少々やりすぎの感もある。
また、AIアシスタントといえば、その“性差別”が話題になることがある。音声はデフォルトの女性から男性に切り替えることができるが、その名前がNokiaの「Viki」やAmazonの「Alexa」など、明らかに“女性らしい”ところが関心を集めることもあるようだ。
DAVID CURRY
[原文4]
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