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モバイルサイトの機能もリッチ化する

2008年10月23日(木)
吉田 悟美一

モバイルサイト会員機能での常識

 モバイルサイトでの機能設計を考える時、モバイルの世界では常識に近いTipsがいろいろとあります。

 会員登録の時、会員情報は段階的に取得するのがベストです。1ページが非常に長い、もしくは数ページに渡るような情報入力は望ましくありません。そういったページでは、途中で挫折してしまう確率が非常に高くなります。

 入力途中で通信状態が悪くなるケースもあり、「戻ったらすべての入力データが消えていた」では再入力する気力を失います。できればステップ的に情報取得ができるようなしくみが望ましいでしょう。

 例えば、まず空メールでメールアドレスを取得後、性別・地域・名前などの基本情報の入力フォームを送ります。さらに、趣味趣向等の詳細プロフィルの取得は必要に応じて随時入力というように、段階的に必要情報を入力してもらえるようなシステムがベストです。メールアドレスさえ取得しておけば、必要な時に後から入力を促すこともできます。

 入力フォームでは、極力フリーワード入力を避け、キー操作が最低限になることを目指します。例えば、住所入力は、郵便番号の入力で番地以外が自動入力されるような処理にします。誕生日や電話番号など、半角英数の入力を促したい時は、入力文字タイプの切り替えキー操作が必要ないように、初めから英数入力になるよう設定すると良いでしょう。

 Cookieが使えないモバイルでは、会員ログイン等の時、ID・パスワード入力は非常に不便です。モバイルでの常識は「カンタンログイン」の導入です。携帯端末は端末固有のIDを持っています。ユーザーに端末IDを送信してもらい、会員情報とひもづけておきます。端末固有のIDなので、比較的簡単に本人確認が可能になります。ユーザーはサイトに再来訪した時、ワンボタンで認証され、ログインできるのです。

QRコードをフルに活用する

 モバイルサイトでは、QRコードの活用も、重要なポイントです。ほかの媒体からのサイト誘引手段として、非常に一般化していることが、図2-1の利用実態調査でもおわかりいただけるかと思います。モバイルサイトへのアクセス手段として、8割以上のユーザーが利用しています。

 QRコードは、サイトへのアクセスだけでなく、直接メーラーを立ち上げさせて、空メール登録へ誘導するなどの活用も有効です。

 最近では進化系のQRコードも登場しています。QRコードの一部に、マークやイメージを配置しデザイン化されたタイプのQRコード(図2-2参照)や、カラーブロックとカラーの数をデジタル化しコードに情報を付加したカラフルな「カラーコード(TM)(http://www.colorzip.co.jp/ja/)」、既存のロゴや画像がそのままコードになる「スーパージップ(TM)(http://www.pantall.co.jp/sz/index.htm)」など、新しいしくみが開発されています。いずれも今までのQRコードでは差別化が図りにくかった部分を解消し、訴求効果があるものに進化しています。

 「カラーコード(TM)」「スーパージップ(TM)」は共に、読み取るにはユーザー各自の端末に、専用のアプリをダウンロードする必要があります。認知度も含め、本格的普及はまだ先といった印象ですが、可能性を感じさせてくれます。

株式会社イオス
代表取締役/CEO(デザイナー/モバイルマーケター) 。1988年 株式会社イオス設立。プロダクト/Webデザイン等、商品開発・マーケティング分野を専門に展開。1999年、モバイル事業参入後は、ゲーム・動画配信・ショッピングモール等、複数の公式コンテンツを提供。モバイルサイト構築プラットフォーム「Rockbird(http://www.rockbird.jp/)」開発・提供。著書「ケータイ小説がウケる理由」「成功するケータイ通販」 http://www.e-o-s.net/

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