クラウド時代のロボット開発 1

「一家に1台ロボット」の時代はもうすぐだ

「ロボットは一家に1台」の時代がもうすぐ来る 私はこの数年のうちにロボットが一家に1台普及する時代が来ると信じていて、その息吹を肌で感じています。

春日 知昭

2009年6月5日 20:00

「ロボットは一家に1台」の時代がもうすぐ来る

 私はこの数年のうちにロボットが一家に1台普及する時代が来ると信じていて、その息吹を肌で感じています。

 ですので、それを皆さんにシェアし、IT産業を支えるエンジニアの皆さんにいち早く、将来のロボットはどうなっていくのか、皆さんとのかかわりがどうなっていくのかということをこの記事で紹介していきたいと思っています。

 皆さんにとってロボットってまだあまり身近に感じるものではないと思います。

 ロボットと言ってすぐにイメージするのはホンダのASIMOやSONYのAIBOでしょうか?その技術はすごいということはご存じだと思います。歩行技術やセンサー技術、などずいぶん進んでいますよね。

 また、ちょっとマニアックな方なら、“RoboOne”という格闘系の大会を年に何度かやっているのをご存じかも知れません。これもずいぶん技術は進んでいて、なかなか倒れないし、転倒したとしてもすぐに起き上がります。その様子に驚かれた方もいらっしゃることと思います。

 しかし、ロボットはそういった特殊なショー的なことやホビーの世界では扱われていても、私たちの生活の中にはまだまだ普及していないと思います。

 私はここ数年のうちに皆さんの家にロボットがやってきて、皆さんが生活する上でなくてはならないものになっていくと思っています。

 どうして私がそのように思うのかを順にご説明していきたいと思います。まずは、下記のビデオをご覧ください。

ロボットは手足の生えたコンピューター

 私は、ロボットは「手足の生えたコンピューター」で、今世界中に普及しているパソコンの仲間だと思っています。

 CPU、メモリー、WiFi、OSなどを持っていて、それらにディスプレーとキーボードを持ったものがパソコンで、その代わりに手足(車輪でも良いですが)が生えたのがロボットだと思っています。

 そういったロボット=新種のパソコンが家に来たとしたら、いろいろなことができそうな気がしませんか?

 例えば、ロボットに話しかけると返事をしてくれたり、Webにあるニュースを読んでくれたり、自分あてのメールを読み上げてくれたり、わからないことを質問するとWikipediaを検索して答えを教えてくれたり……そんなことができたら、楽しいと思いませんか?

 実際、そういったことがもう技術的にできるようになってきているのです。

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