シカゴを拠点とするスタートアップ企業 Hologramが、IoTのためのモバイルプラットフォームを発表した。これは、企業向けにコスト効率のいいIoTの設計、開発、展開の方法を提供するものである。
Hologramは、企業に対し、コネクテッドデバイスからクラウドメッセージングサービスまでをモバイルプラットフォームで賄うエンド・ツー・エンドソリューションを提供するという。
「現状、モバイルコネクテッドデバイスを組み上げることは、1998年に巨大なサーバ機器を使用してWebサイトを立ち上げることと似ている。製品に取り掛かる前の基盤づくりに苦労し、実際のプロダクトまでたどりつかないのである。Hologramは、モバイルプラットフォームでこの状況を変えようとしているのだ」とHologramのCEOベン・フォルガン氏は語った。
モバイルプラットフォームは、IoTシステムのプロトタイプや実験を行いたいが、それを構築するためのエンジニアチームの雇用コストをかけることのできない企業にとっても、一定のセキュリティを提供するべきだ。
接続数を増やし続けるHologram
Hologramは、すでに世界中で50,000の接続数を誇り、世界的ブランドのKelloggやMotromile、Placemeter、Arableといったスタートアップ企業が展開するIoTとも提携している。
モバイルネットワークの展開の他に、Hologramは、Drive Capitalによる480万ドルの資金調達に成功したことを明らかにした。「Drive Capitalからの投資により、我々は成長を加速させることができ、増え続けるカスターマーベースをサポートするための新しい機能や製品を構築し続けることができる」とフォルガン氏は語る。
モバイルネットワークによるIoTに取り組んでいる会社はHologramだけではない。Vodafoneは、M2Mネットワークを形成するためにPhillipsと業務提携している。このネットワークは、街灯にSIMカードを導入することでオンライングリッドの一部になる。この市場はまだまだ成熟していないが、Machina Researchはオープンなワイヤレス規格への移行がスマートシティにとって最善だと主張している。
(ReadWrite Japan編集部)
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